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たいやきが四匹 ページ5

*Aちゃんは高嶺の花です

「あ、あの桃城さん……」



帰りのホームルームの後、教室の外で他のクラスの女の子達に話しかけられた。

話しかけてきたのは四組の子達。話した事はないけどいつも髪の毛も綺麗に巻いてあって目立っている。




「えっと、私に何か用が…?」



「用があるっていうか…お誘いなんですけど、その、これから四組の渡辺君達とカラオケがあって、もし良かったら桃城さんにも来て欲しいなって……」




ん?カラオケ?四組の子達と?一回も話したことない私が?




「な、なんで私を?」

「えっと、別に変なイミじゃなくて、私達ずっと桃城さんとお話してみたくって……」

「へ?私と?」

「あああごめんなさい!!自己紹介もせずに!誰だよてめぇらってカンジですよね本当にすいません!」


ぽかんとしているといきなり女の子達は謝り始めた。相沢さんというらしい。



「ウチのクラスの渡部くん達も一度でいいから桃城さんに話しかけるチャンスが欲しいって」



待って待って待って、運動神経が良くてかっこいいってウワサの渡辺君が?

というか私に話しかけるチャンスて何?私友達いないから何時でも空いてますけど?



「ダメ…かな?」


「い、いやいや全然いいんですけど…」


私だって人並みに遊びたい欲はある。


けれど本当に金銭的に余裕がない。どうやって断ろうか。








「カラオケ代は私達が出すので!」


「ッッッ行きます」


「え!?本当に?」


「行きます」


いや、何が何でも行く。だって奢ってくれるんだよ!?夕飯済ませちゃおう。


「良かったぁ!男子たちとはカラオケで集合だから、桃城さんは私達と行きましょ!」








なんかお金にがっついちゃった感が若干あるけどカラオケに行く事にした。


「遊ぶのなんて久しぶりだなあ」


「え、そうなの!?桃城さん彼氏いそうなのに…」


「Aでいいよ。いやあいろいろ忙しくって」




女の子達と駄弁りながらカラオケへ向かう。私だって暇さえあれば彼氏ぐらいいる……はず?




「あ、そこの角を右です!………きゃっ!?」


はーいと返事をしようとしたら女の子が誰かにぶつかってしまったようだ。



「ア゛?んだテメェ?」


「す、すみません!!」


どうやらぶつかってしまったのはチンピラらしい。これじゃあ女の子がマズい。


「おーいお前ら、カワイーのいっぱいいんぜぇ?」


気付くと周りはチンピラだらけだった。

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切猫(プロフ) - イチゴミルクさん» コメントありがとうございます(^^)本作を楽しんで頂けて嬉しい限りです!灰谷兄弟とても迷っていたので参考になります…!三途君はちゃんと夢主と絡ませるつもりですので楽しみにお待ちください♡ (2022年10月9日 18時) (レス) @page17 id: 4abe33d0e2 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴミルク(プロフ) - 初コメ失礼します!夢主ちゃん可愛すぎるっ…三ツ谷君とかもちょいとタジタジになってるの尊…オチに関してなのですが,三途君か灰谷兄弟見てみたいなと…希望なので,他の方々でも全然有りです!!!無理しない程度に更新頑張って下さい!応援しておりますっ (2022年10月9日 16時) (レス) @page17 id: 4b77fe0276 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:切猫 | 作成日時:2022年10月2日 10時

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