・ ページ44
大方俺が怪しんでるのに気付き誤解を解く為だったんだろうが失敗だったな。あの仲間を用意した事で俺の中の疑惑は核心に変わったと己の推理を披露してくる
「...それで?私を警察に突き出すの?それとも私を囮にしてキッドを誘き出す?後者は無駄ね。彼は私のことを助けになんて来ないわ」
「は?何馬鹿なこと言ってんだバーロー。例え今突き出しても証拠不十分で釈放されるのが目に見えてる。捕まえるならお前ら2人現行犯で、だ。今日はただ答え合わせがしたかっただけだよ」
あの新一くんからそんな言葉を聞くとは思わず目を見開く
「俺はお前らをぜってぇ捕まえる。従兄弟だからといって容赦しねぇからな。それにオメェが怪盗の補助に回ったとしてもオメェの先生は俺だ」
座り込んだ私に手を差し伸べてくるコナンくんの姿はいつでも私を引っ張ってくれてた新一くんのようで懐かしさに笑みが溢れると急に背後から片腕で抱き上げられる
「エッ!?」
「まぁそういうこった名探偵。彼女は俺のモンなんでね」
驚いて上を見上げると顔バレを恐れてるのか伊達メガネをかけ警官に変装してる快斗の姿が
「おい...俺は雪乃は許したがオメェのことは許してねーぞ怪盗キッド」
恨めしそうに言いながら麻酔銃を構えるコナンくん
「まぁまぁ、近い将来ちゃんとしたご挨拶に伺うと約束しますよお義兄様♡」
だぁれがお義兄様だ!とコナンくんがキレて麻酔銃を放つがキッドがそれより早く煙幕を投げ捨てて逃げる
「ま、お義兄様にも正式に認められたって事でこれで堂々とできるな」
「私には荷が重いです...」
389人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月5日 1時