検索窓
今日:781 hit、昨日:2,776 hit、合計:218,082 hit

後日談 ページ36

「わりーな雪乃!無理させちまって」


「ほんとにね...垂れ幕の中で新一くんの推理を聞く私の身にもなってほしい」



なんとか無事に脱出でき、夜景を見ながら快斗と話す。実際新一くんがビルに入ってきたときは冗談抜きで終わったかと思った



「サーストンの三原則に挑戦したのはやりすぎだったか...でもあいつの顔...ショーとしちゃ成功ってことにしとくか」



ニシシって呑気に快斗は笑うが此方としては不安しかない


「でも最後...明らかにキッドの仲間は女ってバレたよ...」



「ん〜?問題ねーだろ。マスクはしてたから顔バレはしてないし」



それにジイちゃんもいるしな〜と先程から快斗は明るく言うがそれに反して私の心は暗くなる一方



「寺井さんなら...」


「ん?」


「寺井さんならきっとこんな失敗しなかった...」



いつも快斗に甘えてばっかりで助けてもらってる自分が惨めに思える。シワになってしまうのは理解してるがそれでもキッドのシャツを強く握ってしまう。


はぁ〜とため息をついた快斗の顔を見るのが怖く視線を下げると急にハンググライダーで旋回してきて落ちないようにと快斗の首元に抱きつくようにして慌てて腕を回す



「バーロー!んなこと気にすんな!オメェがいる事で助かってることもたくさんあるんだよ。それとも、俺の雪乃ちゃんは女だとバレたくらいで仕事ができなくなるのか?」



「ッ!冗談!」


悪戯っ子のように笑う快斗に私の顔にも自然と笑顔が戻ってきた

怪盗キッドVS京極真→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (101 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
389人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月5日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。