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そして夕方
昼間に園子から一緒にキッドを見ようとお誘いを貰い快斗とは途中で別れた
「あれれ、雪乃ねえちゃんも来てたんだ!泥棒になんて興味はないって新一兄ちゃんは言ってたのに怪盗キッドには随分お熱なんだね?」
「えっ、」
待ち合わせ場所まで来るとコナンくんが早々に痛いところをついてくる。なぜかこの間の
普段コナンくんから尋問を受ける犯人の気持ちにでもなった気分だ。目が泳いでしまうのを必死に抑えて言い訳をしようとするが先に園子が助け舟を出してくれた
「わかってないわね〜、ガキンチョ!雪乃もキッド様のファンになったのよ!それだけキッド様の魅力は果てしないものなのよ♡」
手を絡めてまるで神様に拝むように天を見上げる園子
「そうそう!私もキッドのファンになっちゃって!」
「ふ〜ん、、、そっか!」
さすがに苦しいかもしれないが今は上手い言い分が思いつかない為便乗させてもらう。私につけた盗聴器を通して大爆笑してる快斗の姿が目に浮かぶ...
「それよりよ〜あんな目立つところに置いたんじゃキッドに盗ってくれって言ってるようなモンじゃねぇか!」
おじさんが呆れたように呟く
「だよねぇ...。大丈夫なの園子?」
「うん!わたしとしてはキッド様が来てくれて一目会えたら、それでバッチOKよ!」
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作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月5日 1時