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サイドカーに先に忍び込んでいたコナンは次郎吉に扮した怪盗キッドに今回の手口の答え合わせをしていた



相変わらず名探偵の気付きは恐ろしく、こいつが絡んできた時はいつも計画が狂うなと思いながらも変装を解いた



「なるほど?途中からお嬢さんが何処かへ行ってたのはここに忍び込む為の準備だったってことか?」


「あぁ。変態なコソ泥が近くにいるとわかったからには側には置いておけねーしな」


変態って...別にまだなんもしてねーだろがよとボヤくがこれ以上話を続けると凄くめんどくさくなりそうな気配を察知した快斗は素早く話題転換を行う


「それよか本当にその麻酔銃でオレを捕まえる気か?このスピードでオレが寝ちまったら大クラッシュだぜ?」


「大丈夫、このバイクが止まるまで撃たねーし、オメーの身柄はオレの連絡でこっちへ向かってる中森警部が...」


「フン!誰が止めるか!それに次郎吉のジイさんが自慢してたろ?このハーレーにはスピードアップの細工が施してあるってな!」


ガコンと音がしてコナンが乗っていたサイドカーが外され後方へ飛ぶ。



「じゃあな名探偵!そうだ、お嬢様が言ってた雪乃チャンが宝石を抱え込むって案、アリだと思うぜ。それに俺は今回売られたケンカを買っただけだ」



「ヤロォ!誰が許可するか!!オレの目が黒いうちは、んな事許さねぇよ!」


おーおーこわいお義兄様なこって...と余裕ぶっこいてるとコナンはタンクに開けた穴から垂れた液体に摩擦で起こした火を点火させる



「(あの野郎、タンクに穴を、、、)」



慌てて逃げるが火は目前まで迫っており咄嗟の判断でダミーの人形を飛ばし、自身は素早く草むらに隠れた



ちょうどコナンが呼んだ中森警部と雪乃たちが到着しコナンの安否を確かめる


「コナンくん、大丈夫!?よかったぁ、無事で...やっぱり私が行けばよかったかもね、、、」



「(バーロー、あいつが狙ってんのはおまえでもあるんだから。そんなやつと二人きりになんてさせるかよ)」



次の日の新聞の一面は案の定コナンくんが飾っていたようで

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作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月5日 1時

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