・ ページ17
空中では無数のヘリが動き、周りをライトで照らしており
地上では青子のお父さんが忙しそうに指揮をとっている
視線に気付いたのか此方へやってくる
「おぉ、雪乃ちゃん、君も来たんだね。君は何かとキッドに狙われやすいからな、、、青子も心配してたからな。気をつけるんだぞ」
「はい!ありがとうございます」
わしゃわしゃと頭を撫でてから現場に戻る青子のお父さんは
ほんとに理想のお父さんって感じだ。ただこういうところをするのは娘心がわかってないからなんだろうか?
グシャグシャになった髪を手櫛で整えているとハーレーに乗った園子と次郎吉さんがやってきた。ド派手なご登場のようで...
「おじ様!このチョビヒゲが蘭のパパの眠りの小五郎さんで、このかわいらしい子が私の親友で幼馴染の雪乃!怪盗キッドを追い詰めるぐらい頭がキレる子なのよ♡」
「ちょ、そんな事ないから!盛りすぎ盛りすぎ!」
慌てて否定するが、次郎吉さんはなにやら納得したようだった
「おぉ、お噂はかねがね...確か工藤新一の助手だとかいう子だったかな?」
自己紹介を済ましていると青子のお父さんが怒鳴り込んできた。それに対して次郎吉さんはうんざりしたように返す
「警察のヘリなんぞいらんじゃろ?キッドは歩いて来ると予告してあるんじゃから!」
「じゃあなんであんたは飛ばしてんだ!?」
「あれは儂の自伝映画用の撮影ヘリじゃよ!」
じ、自伝映画...なんでヘリにカメラなんて付けてるのかと思ったらこの為だったのね
392人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月5日 1時