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なんというか、ついさっきまで色々あったせいで気まずい。
お互いなにから話せばいいのかわからなくて戸惑っていたけれど、
「・・黒沼、ごめんな。
さっきの亮さんの言葉を聞く限り、俺がはっきりしないせいで巻き込んで。」
先に口にしたのは御幸くんだった。
「あ、ううん大丈夫だよ、気にしないで!・・・驚いたりはしたけど」
「いや、よくねーよ。だってお前さっき亮さんにキスされてただろっ!?」
「・・・へっ?」
キス?え?
・・・あ、そうか。御幸くんは勘違いしてる。
「キス、されてないよ。寸止め。御幸くんからの角度だとそう見えたかもしれないけど。
だからある意味余計驚いたってのもあるけど。」
「・・・マジよ。めっちゃ焦ったぁ・・。」
焦っていた御幸くんは次第に、いつも私に向けてくれる優しい表情に戻った。
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作者名:志乃 | 作成日時:2017年7月12日 0時