本日ハ荒天ナリ･･･141 ページ47
sideA
山姥切の合図とともに、警備が薄くなった入口へ一気に攻め込む。
裏手の援軍に回ろうとしていた敵の打刀の意表を突く。
三条大橋から増援が来る前になんとか池田屋へ入りたい。
すると、山姥切が先導して次々と敵を斬っていった。
さすがだ。
中へ入ると思ったよりも狭く、中々自由に動き回れない構造になっていた。
ｷｨﾝｯ！と刀と刀がぶつかり合う音だけが部屋中に鳴り響く。
入口付近の敵は山姥切に任せて、私は部屋の隅から隅までくまなく探す。
だが、どうしても敵が邪魔で動きを封じられる。
『･･･何処に･･･いるの･･･』
微かな霊力を頼りに辺りを見回しても、それらしき人はどこにも見当たらない。
その時、
『･･･！』
ｶﾞｷｨﾝ！！
すんでのところで避けると、
物凄い音をたてて、傍にあった樽が砕け散る。
背中に冷や汗が伝った。
(･･･これじゃあ奥に進めない･･･)
敵の打刀が自身を大きく振りかぶって、休む暇もなく私に襲いかかって来た。
奥へ進むに連れて、敵の練度が特段に高くなっている。
敵の攻撃を防ぐも、ギリギリと押し込まれそうになり･･･
ジリジリと自分の喉に刀が近づく。
(･･･これは･･･困ったな･･･)
･･･こんな時は･･･
＿＿＿簡単4ステップ。
壱：近くにいる強い保護者(刀)を呼びます。
『･･･っ山姥切･･･ちょっと、助けてください･･･！』
弐：保護者が迎えに来るまで、敵の攻撃から
逃げまくって、避けまくって、防ぎまくります。
参：保護者がすっ飛んで来たら、敵の隙を突いてそっと場所を空けてあげます。
山姥切｢はぁっ！｣
ｷｨﾝｯ！！
･･･
肆：撃破完了。
＿＿＿＊
山姥切｢･･･っ大丈夫か、主！｣
『おかげさまで･･･。
･･･ちょっと痛いですけど･･･、なんとか無事です。』
体のいたる所に切り傷ができてしまった。
『･･･あぁ、･･･せっかくの衣装が･･･』
所々糸がほつれたり、血が滲んでいたりする。
山姥切｢･･･そんな事言ってる場合か、早く奥の部屋に行くぞ。｣
･･･後で瀬戸さん達に謝らないと･･･。
そんなことを考えながら、私達は奥へ奥へと足を進めていった。
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よぺ(プロフ) - 慧さん» なるほど！他の方のご意見も参考にしたいので、もう少々お待ちくださいね。私は最近の新しい刀剣をあまり知らないので、勉強してきます！(笑)。貴重なご意見とコメントありがとうございます！ (2020年4月19日 7時) (
レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 最近の刀剣も出して欲しいです！伯仲の絡みとか、にゃんぜんとちょもさんとか好きなのでw続編も楽しみにしてます！ (2020年4月18日 22時) (レス) id: e2c5fada44 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 鶴難さん» コメントありがとうございます。なるほど、確かにちょっと度が過ぎているものがありますね･･･。もっと考えるべきでした。これからのお話の参考にさせていただきますね！ありがとうございますm(__)m (2020年4月16日 22時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鶴難 - 夢主ちゃんは戦場では野性的過ぎて「戦場はサバイバルですから」と言ってもおかしくなく見えてきてしまった...まぁ、そこも魅力的なんだけどさぁ...みんなが後々苦労しそうだなぁ...。 (2020年4月16日 17時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 霞さん» おわぁ、なんて嬉しいお言葉･･･！(*ﾉД`*)･ﾟ･。私も自分で書いてる癖に、早くハッピー本丸のお話が書きたくてうずうずしてます(笑)。まだまだ頑張ります、コメントありがとうございました！ (2020年4月13日 16時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぺ | 作成日時：2020年4月1日 17時
