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主人公side
？「いやいやAちゃんはそれでいいの？！」
「ちょっと、桃さん声大きいですって(笑)」
桃「なんなのその彼氏は〜そんな毎日毎日帰って来れないやつなんていないって！もう私がむかついてきちゃう」
この人は、城木桃さん。２８歳。
私の職場の前にあるお花屋さんで働いていて、
私のお姉ちゃんみたいな人
ランチはいつも
桃さんのお花屋さんが私のお決まりになっている
「桃さんは彼氏さんとはどうなんですか？」
桃「うちはまぁ向こうがすごい忙しくて会えない時が多いけど、マメに連絡もくれるからね」
「結婚、とか考えないですか…？」
桃「ん〜、正直したいとは思うけどね、二人一緒にいられるなら別にいいかなとも思う」
「強いですね、桃さんは。うらやましいです」
桃「全然、強くなんかないよ。私からしてみれば、Aちゃんの方がよっぽど強いよ！
私が言うのもだけどさ、
そろそろ次も考えてみたら…？」
「次…？」
桃「女の賞味期限って早いのよ〜？
Aちゃんがその彼のことをすごく好きなのも知ってるけどね、
私はAちゃんに幸せになってもらいたいから。」
「桃さん…女神ですね」
桃「何女神って(笑)案外近くにいるもんよ〜いい男なんて
ほら！あの蓮見さんとか！」
「いやいや、蓮見さんは尊敬する上司ですから！」
桃「まぁでもさ、帰ってこない彼を家で待ち続けるより、たまには外出てみるのもいいんじゃないかな？」
「外…」
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作者名：しぃ | 作成日時：2019年2月22日 4時
