淳太くんの彼女 【黄】

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__うんうん、

__辛かったな、しんどかったな







そう、優しく相槌をうってくれながら話を聞いてくれて

自然と言葉は出てきた。







淳太くんには言えなかったこと

それを桐山さんが聞いてくれて少しスッとして







「ありがとうございます、」

桐「そんなん！！全然ええんやで」







ぽんぽんと頭を撫でてくれたその優しい手に安心して

少し、元気が出た。








桐「淳太くんも頑固なところあるからなあ」

「や、でも私が黙ってたのが悪いので…」







そういうとふはっ、て吹き出した桐山さん。

…え、この状況で？

突然笑い始めるから戸惑ってしまう。






桐「あ、いやごめんごめん」

「いえ…、」

桐「いやあまりにも淳太くんと同じこと言ってたからさ？つい」







え…、淳太くんと、？







桐「このあいだ飲みに行った時に、まあ多分淳太くん泥酔してたから覚えてないやろうけど」

「…、」

桐「元はと言えば俺が悪いのに怒ってしまったとか色々言ってて」








__ずっとAちゃんの名前呟いてた







そう言われて嬉しくて

また涙が溢れてくる。







桐「Aちゃん、淳太くんのこと好き？」

「はいっ…、だいすきですっ…」

桐「お互い大好きやのになあ…、すれ違っちゃったんやな」

「…ぅっ、…」








またそう優しく頭を撫でられて







桐「俺に任しとき。好きなもん同士は絶対一緒になんねんから」

「…はい、」







その言葉がすごく心に響いて

不安だった心が少し温まった。



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