淳太くんの彼女 【黄】

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淳太side







中「おやすみ、」







そう電話を切って







中「はあ、」







脱力してソファにダイブする。







__寝落ちしちゃったの








なんで嘘ついたん

やましいことがあるから？







何も話してくれへんかったから

余計にあることないことを想像してしまって






中「あーもう、」






こうやって疑ってる自分も嫌になる。

けど、あの光景が目に焼き付いて離れへんくて







抱きつきたかったんは俺やのに

誰なんあいつ…、







隠してるAにとかじゃなくて

全然知らん男に触れられてるっていうのに腹が立って







中「寝よ、」








行き場のない怒りを抱えたまま

とりあえず眠りについた。






.







桐「顔暗っ、」

中「んー」







昨日あったことを照史に話す。

思い出すだけで嫌やけど気にならへんわけがなくて







桐「でもAちゃんそんなんるするとは思えへんけどなあ」

中「やんなあ」

桐「なんかあったんちゃう？」







うん、俺だってAが裏切るわけないって思ってる。

けど心のどこかでもしかして、って思ってしまって







桐「でも信じてあげや？」

中「ん、」

桐「今は言われへんだけかもしれへんやん？」

中「…うん、」







とは言いつつも

やっぱり気になってしまって

話を聞きたくて








中『日曜日の午前中、会える？』








そう、Aに連絡した。



.

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