淳太くんの彼女 【黄】

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淳太side






桐「よかったな、信じてもらえて」

中「うん、ほんまによかった。やっぱちゃんと連絡すべきやったな」

桐「だから俺言うたのに〜」






Aのことは解決したけど

報道についてはまだ解決してない。







なんで交際認めたん？

そればっかりが気になるけど

その女優さんとは連絡先も交換してなかったし

共演する予定もまだ決まってないし近々はないやろうから確かめようがなくて。







中「どうしたらええかなあ、」

桐「そやなあ」






2人でうーん、

て悩みながら考えるけど。

まず会われへんからそっからどうしようって感じで。







かと言って変に接触しにいこうとしたら

また勘違いされて書かれたら困るし。







まじでどうしよ、






.






そのままなにも進展しないまま

2週間ほど経って報道の熱も沈下した頃。







N「あの、」

中「え」






張本人がマネージャーを連れて楽屋を訪ねてきた。







N「すみませんでした」






深々と頭を下げて謝られて

色々突然の出来事すぎて頭が追いつかん。







そしたら泣きそうな顔してる本人の代わりに

マネージャーが色々説明してくれて。







まだ駆け出しやから報道が出たときに

売名できる、そう考えてしまって交際を認めて。

けどやっぱり思い直してこうやって謝りに来た。







そう、説明してマネージャーも深々と頭を下げる。

記者には全て話したからもう言われることは無いと思う、

そう言われてホッとするけど







中「もう絶対にやめてな、そういうの」

N「はい…、」

中「俺にももう関わらんといてほしい」

N「そのつもりです、本当にすみませんでした」






そんなことのためにAが傷つけられたんかと思うと

すっごい腹立ってしまって少し、強い口調で話してしまった。







そしたらあの2人が言ってたように

その日の夜の報道で売名のことが報じられて






桐「なるほどな〜、」

中「ほんっまありえへん」

桐「けどこれでAちゃんに会えるやん」

中「そやねん、ほんま嬉しい」

桐「声変わっとんで」







やっとAに会える。

それだけで上機嫌になって








…あ、今日急に家行ったらびっくりするかな








そう思って今日の晩はサプライズでAの家に行こうと決めた。



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