【3】川魚って知らない? ページ8
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わたしたち4人は急いで学校を後にして土手に向かった。乗り気じゃなかったマサイも、ここまできたら仕方ないという表情でついてきてる。
やっぱりさ、楽しいことは大勢じゃないと!
ギャーギャーと騒がしい声がだんだん大きくなってきて、それは彼らが近くにいることを示している。
「、シルクー!!!」
シ「おぉ!A!」
「ダホちゃんとザカオ連れてきた!あとマサイも!」
シ「えっ、マサイ!?」
相も変わらず川で遊んでたシルク、ぺけたん、モトキ、ダーマはマサイという名前にかなり反応してバタバタと川から上がりわたしたちの元に来た。
シ「・・・・・・・・・・・、」
マ「・・・・・・・A、おれやっぱ、」
シ「、待ってたぞ」
マ「・・・・・・えっ」
シ「あそぼーぜ!!!」
驚くマサイに対し、嫌とは言わせないと手を取り川の方へ走っていった。それにつられ、ダホちゃんたちもみんなシルクたちについていく。わたしも転校してきたとき、ダホちゃんに引っ張られてシルクに紹介されて、その日にココ来たっけなぁ。まだ数ヶ月しか経ってないのに、おかげで毎日楽しい。マサイも笑ってるし、よかった。
カバンからカメラを取り出し動画モードにして、7人にレンズを向けた。
シ「おいA!お前も来いよ!」
「今動画撮ってるから後で!!」
ン「動画?」
「そう、動画!思い出づくりにね!だからほら!みんないつもみたいに騒いで!」
なんのこっちゃといった感じで頭にハテナマークを浮かばせながらもわたしの言葉に従った7人。みんな笑ってて、輪に入ってないわたしでも表情が緩んでしまうくらいには楽しさが伝わる。思い出づくりの良いスタートだと思う。
しばらくすると疲れたのか全員上がってきた
ダ「でも動画撮ってどうすんだ?」
「編集してムービーにしようかなーと思って」
ザ「すごい!それいいかも!」
「今日だけじゃなくて今後集まるときは動画撮って、卒業の時にみんなで鑑賞会できたら良くない?!」
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作者名:むぅ | 作成日時:2019年5月6日 1時