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「ってゆーか何でこんなとこに?」
「友達と来ててんけどはぐれてもーて、」
「あいっかわらずだね、ほんとに」
「まぁAと会えたからよかったわ」
「すぐそーゆーこと言う」
「ほんまやって!あ、そうや!今度メシ行こうや、おれ今東京住んでんねん!」
「ほんとに?!いくいく!!」
マ「・・・・・・A、そろそろいくぞ」
「あっ、ごめん、」
「ごめんな、忙しいのに呼び止めてもーて」
「全然!じゃあまた連絡して!」
「おう、がんばれよ!」
「ありがとう、こうちゃんもね!」
思わぬ再会と東京に住んでる事実に嬉しさの余韻に満ち溢れていたところに、「時間ねーのに話し込むなよ」と釘を刺された。
それが誰かの声かなんて顔を見なくてもわかる
「・・・・・・いいじゃん別に、久しぶりに会ったんだから」
マ「シルクたち編集しなきゃなんねーってわかんだろ、」
「はぁ?なにムキになってんの?そんなんわかってるし」
マ「おれが止めなくても帰ろうとしたかよ」
なによ、自分だって同じじゃんか。
そう言ってやりたかったけど宥めてくれてる周りのメンバーにも悪いし、きっと家に帰ったらもう一本くらい撮影するだろう。
・・・・・・なにより、
「・・・・・・・・・めんどくさ、」
無性にイライラする。
マ「なんだよそれ!おれはお前が、」
「あー、もう!わかったって!」
マ「なんっもわかってねーよ!」
「ごめんけどわたし寄り道して帰るから」
マサイだけじゃなくて他のメンバーから名前を呼ばれてるのも無視して車に乗り込んだ。よかった、無駄に二台で来て。
どうしてこうなるんだろ・・・・・・
とにかく落ち着くまで何も考えないようにただただ宛もなく車を走らせた
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作者名:むぅ | 作成日時:2019年5月6日 1時