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エレベーターで下に降りて外に出ると、ふわっと優しい風が身を包む。


久々に外出たかも、太陽の光ってこんなあったかかったんだ。引きこもり状態だったわたしにも優しい気候。




「車かして」

「どっか行くの?わたし運転するけど?」

「ろくに寝てねーやつに運転させんのこえーわ」




マサイもわたしも、チャンネル登録者200万人に達成したときにuuumさんからもらったジャージ姿という出かけるにしてはラフすぎる格好で車に乗り込んだ。



免許とったばっかりの時は「そっち見ててくれ!」とか「バックで駐車できねーから頭から突っ込むわ」とか言ってたのに、今じゃわたしのワーゲンバス完璧に運転してるの普通にすごい。

左ハンドルがどーのこーのとも言ってたっけ。しょーがないじゃん、8人乗りのMT車って少ないんだから。



スマホのカメラを起動して、運転姿のマサイを数枚パシャり。今絶対気抜いた顔してたわヤバい顔してそう、なんて言葉とは裏腹に撮った写真はイケてる。

消しとけって言われたけど消しません、ウオタミさんが喜ぶだろうからあとでインスタ上げときます。




「めっちゃ天気いいね」

「だな、」

「・・・・・ところでどこ行くの?」

「逆にどっか行きたいとこある?」

「はい?!アテないの?」

「うん、思いつき」

「なにそれ、笑」




思いつきで外連れ出して車まで出すなんてマサイらしくないけど、わたしが疲れてたことに気づいて息抜きさせてくれようとしてるんだよね。


何も言わずこういうことができるのはほんとにイケメンだと思うよ




「・・・・・・どこでもいいよ、マサイたんにおまかせで」

「りょーかい、眠かったら寝ていいからな」









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設定タグ:Fischer's , フィッシャーズ , マサイ   
作品ジャンル:タレント
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作者名:むぅ | 作成日時:2019年5月6日 1時

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