貴「現代に」雫「戻ってきました」晴「ssl、いぇーい！！」

94話＊ ページ8

風間side

まさか、あいつらの事を覚えているのが俺たちだけだったとは。


そして、あいつらを悲しませている張本人たちの御出座しか。



風間「斎藤、沖田、山崎。何か用か？」


斎藤「あんたに用はなかったのだが・・・。」


沖田「あの子たち、何者なの？」


山崎「俺たちの事を知っているようでしたが。」




本当に覚えていないのか・・・。



少し、試してみるか。


風間「お前たちは、"前世"を信じるか？」



沖田「は？何言ってるの、会長さん？」


斎藤「信じる者は信じる。信じないものは信じない。それだけだろう。

　 あってもなくても、今とは関係ない。」




風間「・・・・・・・そうか。」



沖田「・・・前世なんてどうでもいいけど。時々、夢を見るんだよね。

　 "ハル"って言う子がいて。僕は、その子に、必死に手を伸ばしてる夢。

　 顔が思い出せないんだけど。僕は、その子の名前を呼んで・・・。」


不知火「ハルって！白戸晴じゃねぇか？」

俺の近くで、不知火が呟く。



沖田「もし、それが前世に関係してるなら。あの子はきっと、瑠々ちゃんだよ。」


不知火「・・・！くそっ！！」

不知火は、思い切り顔をゆがめて、出て行ってしまった。



なんだかんだで、仲良かったしな。


山崎「俺もあります！そんな夢。俺は、手を伸ばすとかでありませんでしたが・・・。

　 顔は、分かりませんでした・・・。」

斎藤「それなら、俺もある。あんたら同様、顔は分からないが。」


お前の前世の想い人は、白戸晴、だ―――。決して、七峰瑠々じゃない。



少しだけ、記憶の破片が残っているということなのか。

後で、伝えておこう。


＊＊＊＊＊＊＊

はい。総司君と晴ちゃんペアに感情移入しすぎてる奴です。

ごめんなさい！

うー、やだわー、僕、もう少し幕末の楽しい世界に浸って居たかった・・・。

では！by黒豆

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