俺を選ぶよな？【Fischer's】*シルク vs 兄ク*

＊恋心 ページ21

いちごを食べている時の会話。







シ｢似てね？｣


｢ん、なにが｣


シ｢いちごと恋心ってよ｣


｢…はい？どこがよ｣


シ｢甘かったり、甘酸っぱかったり？｣


兄｢あとあれだろ。
初めは白い実、
後にほんのり赤くなり最後真っ赤になる。
これがいちごで
初めは白い肌、
後に気持ちに気付きだんだんと赤くなる。
これが恋心。｣


シ｢…いや、俺はそこまで考えてなかったわ｣


｢そんなもんかね？
恋心なんて忘れちゃったからさ、わかんない｣






そう、あの日からもうわからない。






兄｢A、くわえて｣



そう言うといきなりいちごを口元に。



｢は、なんで｣


兄｢いーから、やれ｣




仕方なくくわえる。




シ｢？！｣


｢ふぁっ？！｣





私がくわえていたいちごはいつの間にか
兄クの口に移り、もう食べられていた。





｢なっ、なにして…っ｣





"恥ずかしい"そーゆー感情は忘れていない。



だからだろう、顔が熱をおびる。






兄｢顔、赤くなってんぞ
あれ？俺に恋心抱いちゃったんじゃね？｣


シ｢ちっげーよバカ兄貴！！！


俺の方がAの顔真っ赤にさせられる｣








あぁ、どうしていつもこうなる。

＊赤く染まる→←＊いちご

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