マチノソラ23

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「あれ、まだ起きてたの？」


深夜すぎ、リビングにいればいつものフラットな倫也さんが帰ってきた



「おかえり」


「うん」



向こうでシャワーに入ってきたのか
すぐに部屋着に着替えていて



「………まだ寝ないの？」



ペットボトルを飲みながら言われて、



「寝る…」



「？うん」



一緒に寝室に入ればベッドの中倫也さんにくっついた



「ふふ……眠たそ。帰り待ってたの？」


「…………うん…」


「遅くなるのわかったでしょ。ロケしてたの見てたよね？」


「待ちたかったの…」



抱きつきながら言えば
ふぅん？とよくわからなそうに頭を撫でて




もう昨日のことはなかったようないつもの空気が



「…………ごめんなさい…」


「え？」


「……………もう、コンビニ行かない…。」


「昨日聞いたよ」


「……………昨日のは嘘…」


「……………おい」


「もうしない」


「……急にどうしたの？」


「……………倫也さん…」


「ん？」




「……………ちゃんとお仕置きして…？」




「……………」



「……………だめ…？」



「……、ちょっと、さぁ…最近なんなの…本当……、せっかくセーブしよーとしてんのに……」



「しないで…」




見上げればゴクリと喉仏が鳴るのがわかった




「……………困った子だねぇ…」



ゆっくり覆い被さってきた倫也さんは
呆れたみたいに笑ってて



「んで、どんなお仕置きしてほしーの？」


「……………優しいやつ……」


「それお仕置きじゃねぇじゃん」


「……いっぱいちゅーして…」



首に手を回せば眉を下げて笑いながら降りてくる顔に安心して目を閉じた

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