▽ マンネだけでは ¨nagao¨ ページ18
〔 nagao side 〕
「 長尾ちゃーん ！ 」
長「 Aちゃーーーん！会いたかった！ 」
ドラマで最近はずっと東京ってこともあって、
大阪での収録のために久しぶりに戻ってきたら
一発目にAちゃんに会えて幸せすぎる！
勢いでハグしちゃったけどいい匂いする
道「 俺もおるんですけど 」
「 みっちー！おかえりーーー！ 」
道「 だからあ！背中に乗るんはやめてください！ 」
「 ごめんごめん 」
Aちゃんは僕と恭平くんとみっちーの中だと、
一番みっちーのことを可愛がってる。
態度が違うっていうわけじゃなくて、
こういうスキンシップが多いのはみっちーに対して。
Aちゃんが、
みっちーの背中にのったりすることは日常的なこと。
だから僕も恭平くんもなにも言わない。
「 ふたりがおらんと毎日さみしい 」
道「 ロスですか？ 」
「 かなり 」
長「 Aちゃんもかわいいところあるんですね 」
「 だって、さみしいもんはさみしいやん 」
長「 ……っ、」
いつものノリで返してくれるかなと思ったら、
さみしいなんて言われてパニック
道「 なんか今日はやたらと素直ですね 」
「 今日だけじゃないし、いつも素直やん 」
目の前でみっちーと楽しそうに話すAちゃん。
そんなAちゃんのことが、
僕はいつからかすきになった。
メンバーとかそういうのなしにして。
「 長尾ちゃんー？聞いてる？ 」
長「 聞いてますよ 」
でも僕はまだ高校生で未成年やし、
Aちゃんは僕のことを
そういう一人としては見てくれへんと思うし、
諦めてる部分もある。
そういう意味では僕にとって、
20歳をこえてる3人の先輩には羨ましさしかない。
でもやっぱり、
まだ僕にも可能性があると信じて。
諦め切るのはもうちょっと先にしようかな。
.
.
.
( 長尾ちゃん、背伸びた？ )
( いじってます？ )
( 違う違う。それ以上伸びてほしくないから。今が可愛い )
( 僕もカッコいいになりたいのに… )
.
▽ 特権とかあります ¨ohashi¨→←▽ とめたいけど ¨michieda¨
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作者名：オカユ
| 作成日時：2019年6月17日 17時
