関西がーる4 (ページ29)

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悔いのないようにって、Aがいつも言ってるくせに逃げるんか！！

その丈くんの言葉に涙が零れた

大吾「っ...まだ時間あるんやろ、もう1回考えてみてや？

.....俺らは待ってるから。」

暗くなった画面をしばらく見つめ続けた

大倉「...A。」

『私が叩かれるのが怖いんじゃないんです。

メンバーが傷つくのが、巻き込んでしまうのが怖いんです。』

大倉「そんなん、覚悟の上やで、あいつらは。」

『なんでそんなことまで、わざわざハンデ背負わんでも輝ける7人やのに...。』

私が抜けた今、それを感じさせずに活動している7人の姿を見た

7人でも大丈夫やなって思った

大倉「少なくともあいつらは、ハンデなんて思ったことないんちゃう？女の子だろうと同じ目標を持った仲間、メンバーやろ。

それに俺も、お前のことハンデやと思ってプロデュースしてないんやけど。

衣装は確かにスカートの時もあるし、キャッチフレーズは【女の子やのになにわ男子】とか【関西のPrincessと呼ばれたい】とか言ってても活動で何か区別したり特別扱いしたりないやろ？」

『...確かに、』

大倉「Aが思ってる以上に、Aのいる場所はみんなと同じ位置やねん。

まだ時間あるし、事務所の中でも歩いて考えてみ？」

大倉くんの言葉をかみ締め、事務所をゆっくりと歩い回ることにした