関西がーる4 (ページ28)

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画面越しページ28

西畑大吾side

『ごめん。』

先に口を開いたのはAの方

丈一郎「なんで謝るん？悪くないやろAは。」

謙杜「そうやで！悪いのは事務所の人や！」

そんな2人の言葉に大きく首を振った

『違うよ。私のせい。私がいたからこんなことになったの。』

恭平「そんなん、違うって...。」

『だから、私は.....「まって、」』

辞める、と言おうとしたのを遮った

「俺の話、聞いてくれる？」

すぅ、と深呼吸して話し始める

「俺には、嫌な子がおった。

ジャニーズに入ってきた女の子。

女のくせにジャニーズ...って嫌で嫌で、ずっと避けてた。

でも、その子は俺の何十倍も努力してて、上手くて、憧れになった。

批判の声にも負けず、ジャニーズ唯一の女の子として輝いてて、それからずっと、俺の隣にはその子がいた。

なにわ皇子組んだ時も、関西焼け野原と言われた時も、なにわ男子が結成された時も。

俺には、俺の隣には、なにわ男子にはAが必要なんなんだよ。」

静かに、話を聞いてくれた

『そう思うのは最初だけだよ、ずっと続けば私のいない環境に慣れる。世間は甘くない、叩かれるのなんて目に見えてる。』

和也「一緒にいたいって理由じゃダメ？

なにわ男子は8人。違う？」

恭平「俺も、8人がいい。8人じゃなきゃ嫌や。」

流星「確かに甘くないし、女の子がいるから...って言われるかもしれない。

でも、なにわ男子にはAが必要だし、8人で戦いたい。」

駿佑「お願い。一緒に活動して欲しい。」

『さっきから、それはみんなの願望でしかない。私の気持ちは！？私はもう辞めたいの！！！』

丈一郎「辞めたいなら辞めればいい！」

...丈くん...？

丈一郎「ただ今回のことを俺らはAが悪いなんて思わん！！

辛い思いしたんやから、ちょっとは自分の気持ちに正直になれって！

やめて悔いはないんか、悔いのないようにって、Aがいつも言ってるくせに逃げるんか！！」

その言葉にAは涙を流していた