関西がーる4 (ページ22)

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そして、いよいよ卒業式を迎えた

最後のHRを終えて、真っ先に佐伯先生のいる生物準備室に向かった...けど、

佐伯せんせ！写真撮ろー？

また、女の子に囲まれていた

こんなに好きなのは私だけじゃないのかなって、不安になって涙が静かに頬を伝わってきた

「んぁ、三上！お前、準備室に物置すぎだから！ちゃんと持って帰るんだぞ！！」

『...？』

いや、準備室に私物なんて置いてない...

「じゃあみんな、俺仕事あるから。また遊びにおいで。最後の思い出、ちゃんと友達と作ってきなさい。」

女の子たちは、どこか別の場所に行ってしまった

「遥、おいで。」

準備室に入ると、ガチャっと鍵を閉める音

「なぁに、泣いてんの？卒業悲しい？」

『っ、ちが...う。私ばっかり、、、せんせのこと好きなの？ちゅーしたいって、思っちゃダメ？』

「っ、、、！」

『女の子にいっぱい囲まれてて、ニコニコしてて、私じゃなくてもって.....』

嫉妬の気持ちと不安な気持ちが涙とともに零れてくる

『ごめんねっ、も、帰る.....っ！！』

グッと腕を引かれ、重なる唇

「ずっと我慢してたの気づいてない？お前が卒業するまでは、教師と生徒の線引きとしてキスはしないって決めてたの。」

『.....ぇ、』

「卒業おめでとう。」

もう一度軽くキスをされ、首にひんやりとした感覚

「卒業祝いな。」

前にデートした時に欲しい～なんて冗談半分に言った少し高めのネックレス

『...いいの、？』

「もちろん。」

『ふふっ、大好きっ！！』