関西がーる4 (ページ21)

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年下彼氏ページ21

卒業

宮下：三上遥『』
深澤：佐伯柊人「」

『私っ！先生のこと好きなんです。』

そう生物担当の佐伯先生に告白したのは3ヶ月前のこと

進路に悩んでいた時、親身になって相談に乗ってくれて無事推薦で志望校への入学を決めることが出来た

合格発表があったその日に、その思いを伝えた

「俺さ、三上より10個も上だよ？」

『関係ないですそんなの。』

「...じゃあさ、誰にも言っちゃダメだよ？」

『え？』

「俺も、三上.....っ、遥のこと好きだよ。」

無事付き合えることになって、週末にはドライブデートしたり、おうちにおじゃましたり、幸せな日々を送っていた

そして、卒業まであと2週間となった

『せんせー、』

「ん、なぁに？」

『キス、したい。』

「だぁめ、ココ学校。」

『じゃあ家ならいいの？』

何回デートしても、おうちに行ってもハグして、手を繋いで...それで終わり

「しません～。ほら、学生は帰る時間。門閉まるよ。」

『先生っ、どうしてキスしてくれないんですか？私が子供だから？生徒だから？』

「そうだよ、うちの学校の大切な生徒だから。」

『大好きなのに...っ？』

「俺も大好きだよ。でも、卒業するまではダメ。」

強く言われた「ダメ。」という言葉が辛くて生物準備室から逃げ出した

その事があってから、しばらく先生と話すことはなくなって

普段から人気者の先生は、いつものように女子生徒に囲まれていた

『早く卒業したいなぁ...。』

そうしたら、本当に先生と生徒じゃなくて恋人になれるかな