共犯者に恋をしてはいけません7【安室透/降谷零】

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男「いいか！誰も動くんじゃねーぞ！！」





意味分かんない

なんで？

何でこんな事に遭遇しなきゃ行けないの？





男「おいそこ！喋んな！！」





......何も出来ない


こんなんで私警察官になろうとしてるんだなって笑っちゃいそうだけど、適当に交番勤務する気しかないから別にいいやとも


とにかく、本当にめんどくさい

この犯人何がしたいのか全く分かんないし、通報するなって言ってるのにバス止めてるし

通報しなくったって防犯カメラとか、バス会社とか、バス待ってる人にすぐ気付かれるだけ




.....既読は付いてる



......いや、何期待してんだろ





男「よし、男は降りろ」

「........キモ」

男「あ？」






・





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風「本部に任せるべきです！我々は爆弾犯の方を

降「全く、お前が納得出来る理由を話さないと気が済まないのか？」

風「は、はい......？」

降「ただ単にあの子を助けに行きたいだけじゃ納得しないのかと聞いてるんだ！」

風「っ、......機動隊もあと５分で到着する予定です！我々には爆弾犯を追いかけると言う任務があるのですよ！バスジャックはそちらに任せて、我々は我々の任務をこなした方が合理的で

降「ならあの子が保護された後どうする？」

風「......え？」

降「どこの部署が担当になるか知らないが、必ず保護者への連絡先を聞いて来るに違いない。その時Aなら絶対に俺達の詳細を出さない。そしたらその担当警官はどうすると思う？両親について調べるに決まってるだろ！公安としても、機動隊に助け出される前に現場から救い出すのが益じゃないのか！？」





見えて来たのは、まだ警察が到着していないバス





風「.......申し訳ありませんでした......」

降「機動隊到着までに全てを済ませる、失敗は許されない」





とは言え、我々二人だけでどうすると言うのか......？


夜の人通りが少ない道では、明かりがつけられっぱなしのバスの車内はよく見えた

降谷さんが車のヘッドライトを消して停車したのが先か、




　

風「......はっ......！」



　


バスジャック犯と思われる男性が学生服姿のあの少女に刃物を突きつけた場面を見たのが先か

気付いたら車を降りていた上司は、ホルスターから拳銃を抜き取っていた場面




風「っ！無茶です！少女が犯人と近過ぎますし、何よりこんな距離から拳銃での狙撃は

降「俺が外すとでも？」




苛立った声色

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