・カオス ページ47
DK「まっっっっって!!!!!!!???」
HS「うわっ、急にデカい声出すなよ!!!」
DK「ひょひょひょひょ、ひょんの足の下にあるそれっ…!」
悲鳴みたいな声がするから振り向けば、
HS「あ?なんだよ……って、ゲッ!!?」
バサァァァァッ!!
訝しげに自分の足元を見た目の細い人が、急にサッカーボールを蹴る並みの勢いで「何か」を部屋の隅にシュートした。
え、いや何。
鬼のような速さにビビる。
雑誌?
なんか……今の……水着?…裸?の女の人が写ってたような…
WZ「スニョア、お前…」(呆れ
HS「ちげーって!こ、これは、ウォヌから前借りたやつで…!」(焦
WN「あ?俺?…そんなの貸したっけ?」(キョトン
HS「おおお俺に貸してくれたあと、お前も見たんだろ〜?まったく、リビングで見るなよなー!あはははは!
」(棒
WN「いや貸してないし、見てもないけど。っていうか持ってないけど」(素
WZ「バカ…ㅋㅋ」
MG「ヒョン…」(憐みの目
HS「違うんだって、ほんとにぃ…!!」
SC「(ゴホン)おい、わかったからお前ら、一旦その話やめろ…」
言いながら、ちょっぴり頬を赤くしてチラチラと視線をこちらに寄越して来るのは、確か…チェ・スンチョルさん。
なんなんだ一体…
こめかみをぽりぽりかきながら、もう一度ゴホンと咳をした。
SC「あー…、とにかく、ここがみんなで使ってる共用のリビング。ちょっと今は荒れてるけど、まぁ片付けるとして…」
一番年長だという彼はリーダー的なポジションにいるらしく、目を泳がせながらも率先して他の部屋も案内してくれた。
と言っても宿舎はごくごく普通のマンションで、広くもないし部屋数が多いわけでもない。
リビングの他には2段ベッドがぎゅうぎゅうに敷き詰められた寝室に、服やなんかが山のように置いてある物置みたいになってる部屋。それとシャワールーム、トイレ。もちろん共用。
一人部屋なんてものは存在しなさそうだ。
うーん、これはなかなか、ハードそう。
SC「…どう?わかった?」
『あ、はい。ありがとうございます。大丈夫です』
もうこれは、あれだ。
男兄弟が増えたと思うしかない。
なるようにしかならないだろう、そう思って頷いたら、細目の人…クォン・スニョンさんに「なんだこいつ」みたいな顔された。
HS「順応性高すぎじゃね…?」
『ありがとうございます!』
HS「いや褒めてねぇし」
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作者名:七瀬 | 作成日時:2022年9月11日 15時