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『またね。』
怜央「うん、また明日。」
怜央の背中を見送って、家に入る。
さっきまで一緒にいたのに、またすぐに会いたくなる。
私、重症だ。
怜央からのメッセージを知らせる音。
明日はねぼうしないようにね、その一言に頰が緩む。
『好きだなあ、、、。』
付き合い始めたら気持ちが冷める、とか友達はよく言う。
でも、そんなの嘘だよ。
好き、が毎日積もっていくばかり。
気をつけるね、そう返信をしてお風呂へ向かう。
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いつも通りの待ち合わせ場所に行くと、怜央はもう来ていて
おはよう、と声をかけてくれる。
『おはよう』
2人で他愛もない話をしながら歩いていると、
背後からおはよう、と声がかけられる。
『おはよ、顕嵐、みお。』
怜央「はよ〜。」
私、怜央、顕嵐、みお、所謂いつメンというやつ。
4人グループの内で私と怜央が付き合ったから、みおと顕嵐も付き合っちゃったりなんかしてね。
毎日が楽しかった。
楽しくて、幸せで。
でも、終わりを告げられるまで、
あと少しだった。
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作者名:星蘭 | 作成日時:2017年4月16日 21時