6話 ページ7
「へえ…、体育祭で轟くんは2位だったのね」
「ああ、よくよく考えれば勿体無いことしたと思う」
「……勿体無い、ねえ…」
あ、皆さん、どうも下校中のAです。
(先程駅に着いたのですが、騒めきに囲まれながら校門を出るのは初めての経験でした。)
話題は雄英の体育祭。
私が轟くんを知ったのも、まあ…一応体育祭なので色々聞いてます。
「うーん轟くんはさ、勿体無いっていったよね？本気出さなかったの？」
「…わかんねえけど…、色々迷ってた」
「後悔してるの？」
「かもな」
かもなって。
そんな顔してるのに後悔してないことはないでしょ。
「…まー今そんなこと思ったって仕方ないしさ。その時の轟くんはそれでいっぱいいっぱいだったんじゃないの。後悔することはないよ、ていうかそんなことしたらその時の轟くんが可哀想」
「……」
「……？私何か変なこと言ったかな！？ごめんね！？」
轟くんはぽかん、と間抜け面……ではないんだけど、気が抜けたような顔をしている。
私が慌てて謝ると、彼はいきなり声をあげて笑い出した。
「はあっ！？」
一体なんなんだろうか。
「っはは…、悪い…。そんなこと言うやつ初めてだから面白くて…」
「こちとら大真面目だったんだけどナー」
ぶうっと口を膨らませる。
彼の長い人差し指が、それをつついて空気が抜ける。
「ブズッ」
…なにこの音。
「っぶ…くくく…、お前、いまスゲェ顔！」
私の隣で、轟くんが端正な顔をくしゃくしゃにして屈託もなく笑っている。
「誰がやったのよ！！…ブフッ！あははははは！」
…意外と、楽しいかもしれないなあ。
いつもの駅のホーム。
轟くんと、私の笑い声だけがそこに響いていた。
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玲音 - 可愛いかよっ…ｳﾞｯ(心肺停止) (2018年7月9日 2時) (
レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 紫苑さん» そうですよね、やっぱりお風呂って言えばluckyスケベですよね。縁はないんですけどね。好きです。 (2018年7月8日 14時) (レス) id: 516ccbe87e (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - セコム轟っょぃ。洸太くんこっち落ちてきたってことは…お察しですよね(ﾆﾔﾆﾔ (2018年7月8日 3時) (レス) id: 3603310884 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - 山田中さん» はい。更新楽しみに待ってます。 (2018年5月12日 8時) (レス) id: 20aecf2dbb (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！とても励みになります…嬉しいです。最近忙しくてなかなか更新できなかったのですが頑張りますね！ (2018年5月12日 8時) (レス) id: 24db06f8bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田中 | 作成日時：2018年5月3日 23時
