【◇】手を伸ばしても...

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今日は1日練習。



真鈴「Aの投げ方って、青道のキャッチャーと似てるよね」


A「えっ？」



練習中、突然そんなことを言われた。


A「青道のキャッチャー？」


真鈴「そー。この前ニュースで観たんだけど、そっくり」


A「ニュース！？あ、いや…そーかなぁ？」


真鈴「うん、テレビ観てて誰かに似てるなーって思ったらAと似てた」



…中学の時、かっこよくて真似してたんだよなぁ。
ちょっと嬉しい…ううん、めっちゃ嬉しいじゃん。



A「//…」


.


鳴「Aー！！ご飯食べよ！」


A「チームメイトと食べろ！」


鳴「Aと食べる〜！何であんなむさいヤツらと食べないといけないの！？」


A「こらこら((呆」


鳴は突き放して女子で食べた。



「成宮ってホントにAのこと好きだよねー」


A「うんざりですね」


「稲実野球部の2年生エースだぞ！？どこに不満があるの！？」


「イケメンでおまけに優しい！」


「デートも絶対楽しませてくれるよね！」



A「…」



.



練習後、自主練としてランニングをしていると、

A「あ、白河くん」


白河くんが走ってた。


白河「秋保か…」


と言ってスピードを上げる白河くん。


A「えぇ…、お、おつかれ」


白河「うん…おつかれ。」


暗くてたまに怖い時あるけど、ちゃんと話してくれるあたり好きだよ！←



白河「…秋保さ、」


白河くんから話題作ってくれた!!?



A「う、うん？」




白河「気付いてんだろ、成宮のこと」


A「な、なにが？」



白河「成宮がお前のことどう思ってるか」


A「えっとー…」



白河「隠さなくていいから」




A「…うん、わかってたよ」

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