お兄ちゃんはあげません。【降谷零】

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コナンside




「おや、沖矢さんじゃないですか。こんな公園でどうしたんです？」



丁度いい！！安室さんが現れた。


「安室さん！！」




赤井さんのことは後からでもどうにかなるとして、何より今は…！





「Aちゃんが大変なんだ！！」






赤井さんを睨んでいた安室さんだが、俺の言葉を聞いて我に返った安室さん。






「誘拐されたんだ！！」



「！！？」




「Aちゃんの居場所は大体掴んでるから今から行くんだ！安室さんも一緒に…車はある？」




「っ…」





「よろしければ私の車で行きましょう。一刻を争います」





「っ、お願いします！」







赤井さんの車に乗った俺達。









「杯戸町の○○アパートに向かって！」





「了解。」








「Aを誘拐なんて、いい度胸ですね犯人は。」





当たり前だけど相当怒ってる安室さん。
ちゃん付けとれてるし。







「ここだよ！」





車を停めるや否やすぐに安室さんは車を飛び出した。








俺と赤井さんも急いで後を追う。






「…」





安室さんはある部屋の前で止まっていた。








Aちゃんが携帯を使えたと言うことは、拘束されていないか…いや、それなら犯人がトイレに行くわけがねぇ。

おそらく、
拘束された縄か何かをAちゃんが解いたんだ。






「足音からすると犯人は1人。」






身代金受け渡し時間まであと40分。
ここから公園までは車だと10分くらい。


そろそろ出てきてもいい時間…








「僕が犯人を取り押さえるので沖矢さんはAちゃんの安全確保をお願いします

コナンくんは危険物がないか、部屋の中の確認を。」




さすが公安。
俺と赤井さんは頷いた。









ガチャ…

ゆっくりと、扉が開いた。

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