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あなたside
それから次の予約の日までに3回
村上先生とテレビ電話をした。
…と言ってもほとんど話してるのは詩で、
私は最初と最後の挨拶くらい。
それでも村上先生と
画面越しで会えるのが嬉しかった。
最後くらい詩を連れて歯医者さん行こうか…
とも考えたけど、最後だからこそ
村上先生と2人がいいな、なんて…
結局最後の日も1人で向かった。
今日で治療が終わるのは
嬉しいことのはずなのに…
やっぱり気持ちは暗いまま。
いっそのこと
この気持ちを打ち明けてしまおうか…
なんて考えたけど、
そんな勇気があるはずもなく…。
「はぁ…」
村「何や何や！
いきなり溜め息なんかついて！」
「わっ…びっくりしたぁ…(笑)」
モヤモヤしてたら
挨拶もなしにいきなり登場する村上先生。
びっくりして思わず吹き出すと
村「…そーやって笑っとったらええねん！」
なんて頭をぐしゃぐしゃってされながら
言われて。
あぁ、やっぱり私は
この人のことがすごく好きなんだ…って。
村「歯、出来上がってるでな！
とりあえず入れてみてから調整してくな〜」
「はい…お願いします。」
村「ほなイス倒れます〜」
苦手だった歯医者さんのイスも、
今は怖いという気持ちは全くなくなった。
村「…最初はこれだけでも
緊張してガチガチやったのにな(笑)
成長したなぁ(笑)」
「……今、私も同じ事考えてました(笑)」
村「お、ほんまか！(笑)」
"気が合うな〜(笑)"なんて笑ってるけど、
その一言がどれだけ嬉しいか…
知らないでしょう？
村「はい、ほな大きくあーんしてな〜」
銀歯を入れるところを
しっかり洗浄して綺麗にして。
村「…噛んでみ？どうや？」
「んー…」
村「ちょい高いか？」
「…そんな気がします。」
銀歯を入れたら
噛んだときに違和感がないように
細かい調整をしていく。
何回か繰り返しても
なかなかしっくりこなくて、
もうこんなもんでいいのかな…
って思い始めた。
村「これはどうや？」
「ん……はい、大丈夫、です。」
村「…嘘やな(笑)」
「えっ…」
村「まだ変な感じすんねやろ？(笑)」
「いや…んー…まぁ…
でも、しばらくしたら慣れるのかなって…」
村「まぁ、当然慣れもあるけどな。
けど、まだ違和感あるのに嘘はあかんで？」
「……すいません…」
だって、もう何回も何回も
調整してもらってるのに、
まだ違和感あるって言うのが
申し訳ないんだもん…。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さき - このお話は続編書く予定ありますか？続きが読んでみたいです！！ (2019年12月6日 5時) (
レス) id: 01c718ac19 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» なんもです！！！ はい！！ (2019年11月16日 20時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ひろみさん» お返事遅くなり申し訳ありません;;ヒナちゃん担さんに楽しんでもらえて安心しました(*´-`)笑 最後までお読みいただき、ありがとうございました！ (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - Aiさん» お返事遅くなり申し訳ありません(>_<)紫さんのお話私も楽しく書かせていたので、きゅんきゅんしていただけて嬉しいです！最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^) (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - 私、マルひな担なので、このお話ほんとにキュン死するかと思いました…… (2019年11月11日 7時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年8月25日 20時
