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あなたside
詩の治療中に
自分も歯が痛いような気がしたのは
気のせいじゃないと分かったのは、
詩の治療が終わって数週間後のこと。
昔治療した、銀色の被せ物の下が
間違いなくズキンズキンと疼く。
歯医者さんに行かなければいけないことは
もちろん分かってるんだけど…
自分が治療されるとなると
やっぱり予約をするのも勇気がいて。
村上先生に治療をお願いしたいけど…
先生の指名ができるのか分からないし、
もし違う先生にあたって、
その人が怖い先生だったら…
優しい村上先生の治療を見てしまったから、
そんなのもう耐えられないと思った。
痛み止めを飲んで
痛みを誤魔化しながら過ごしていたある日。
天気も良いし、詩と公園まで
遊びに行く途中だった。
村「あれっ」
詩「むらかみせんせーだぁ！！」
向かい側からジャージ姿で
走ってきた男の人は村上先生で…
私は全然気付かなかったんだけど、
村上先生が気付いてくれた。
「あっ…こんにちは…」
村「お久しぶりですぅ。偶然ですね(笑)」
「ランニング中…ですか？」
村「そうです、今日休みやったんで(笑)
こんな格好ですいませんね(笑)」
"詩ちゃん、元気やったかー？"と
先生の足に抱きついた
詩の頭を撫でてニコニコ。
まさか、こんなところで会うなんて…。
詩「せんせっ、いっしょにあそぼ？」
目の前の公園へ
先生の手を引っ張って行こうとする詩。
「こら、詩。先生も忙しいんだから…」
村「おっ、公園か？
ええでええで、遊んだろ！」
慌てて止めようとしたのに、
まさかの受け入れてくれてる。
「えっ…そんな申し訳ないです…！(汗」
村「かまへんかまへん！
どうせ暇やから走ってただけですし(笑)
よっしゃ、詩ちゃん行こか！」
詩「うんっ！」
手を繋いで公園へ走っていく2人は
周りから見れば親子そのもので。
詩にもちゃんとパパがいたら
こんな感じだったのかな…なんて。
公園では
村上先生がブランコを押してくれたり、
詩と一緒に滑り台を滑ったり…
周りにいた子供たちを巻き込んで
鬼ごっこやサッカーを始めたり。
私はその様子をベンチに座って眺めてた。
子供と一緒にはしゃぐ村上先生が
すごく素敵でカッコいいな…って…
そんなことを考えてたら
かなりボーッとしてたみたい。
「(ﾋﾞｸｯ)ひゃっ…」
頬っぺたに冷たいものがあたって、
視線をあげると村上先生が
お茶のペットボトルを持って笑ってた。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さき - このお話は続編書く予定ありますか？続きが読んでみたいです！！ (2019年12月6日 5時) (
レス) id: 01c718ac19 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» なんもです！！！ はい！！ (2019年11月16日 20時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ひろみさん» お返事遅くなり申し訳ありません;;ヒナちゃん担さんに楽しんでもらえて安心しました(*´-`)笑 最後までお読みいただき、ありがとうございました！ (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - Aiさん» お返事遅くなり申し訳ありません(>_<)紫さんのお話私も楽しく書かせていたので、きゅんきゅんしていただけて嬉しいです！最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^) (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - 私、マルひな担なので、このお話ほんとにキュン死するかと思いました…… (2019年11月11日 7時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年8月25日 20時
