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「もちろん面白かったし、さすがジャニーズだなって思ったし、こういうので元気もらえるんだなぁってファンの子たちの気持ちが凄く理解できたんだよね。」
「…ありがとう」
「でも私が知りたい玉森くんはそこじゃないって改めて気付かされた気がして……
上手く言えないんだけど、みんなの知らないところを知りたいっていうか。」
話していくうちにAちゃんの顔が赤くなっていくのが目に見えてわかって、言葉尻も少しずつ小さくなっていく。
「素の玉森くんを知りたいなって」
これは……
つまり……
俺、抜けてるところがあるから、自分のいいように物事解釈しちゃう癖があって。
「…Aちゃん」
「っ…あ、ごめんね…急にこんな、」
「謝らないでよ」
「………」
「正直に言ってくれてありがとう」
やっと、少しずつ、Aちゃんのことが見えてきた。
俺も、もっと知りたい。
Aちゃんのこと。
これからちゃんと向き合いたい。
「あ、ねぇ、食べよ!温かいうちに!」
「あ、うん。そうだね!」
お互いに料理を口にして微笑み合う。
飾らない、そのままのAちゃん。
心が温かくなる笑顔に癒やされる。
それと同時に俺の中で芽生える、新たな気持ち……
“ 独占欲 ”
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珠美(プロフ) - りょうこさん» りょうこさん≫コメントありがとうございます!励みになります(^^)これからも頑張りますので、よろしくお願い致します! (2021年7月5日 13時) (レス) id: 6cd37f4262 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています! (2021年7月5日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月30日 23時