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「っ…、

っ…なにっ…暑い………」









あまりの寝苦しさで目を覚ます。




枕元のスマホを手探りで取って時間を確認すると18時半。









「っ…嘘でしょ……

また冷房切れてるじゃん……」









ぐっしょり汗をかいた自分の体を手元のタオルでとりあえず拭う。





リモコンでエアコンのスイッチを押す。








「……あれっ…?」









つかない。



うんともすんとも言わない。




コンセントを抜いたり差したりして、気休めかもしれないけどリモコンの電池も替えてみる。









「っ…ダメだ。つかない……」









とりあえず空気を入れ替えようと窓を開けると、ムワッという生暖かい空気を感じた。





全然涼しくない。






それもそのはず。



今の季節、夜だって30度近くあったりする。








スマホを手にとって、履歴から管理会社を探してすぐに電話をかけるも、受付時間外だというアナウンスが流れた。







……最悪だ。




さすがに今日ここでは寝られない。








麻里奈、今日フライトかな?



もし家にいるなら泊めてくれないかな……








淡い期待を胸にLINEを送る。







》ごめーん!
今日これからホノルル!
しかも戻ってきたらしょーちん家に泊まるの(ρ_;)







……まじか。


一瞬にして撃沈する。







どうしよう。




そう考えてるうちにも汗が止めどなく流れてきて、シャワー浴びた自分の体とは思えないほどベタついてる。








「…あ、漫喫」








ふと浮かんだ駅前の漫画喫茶。





行ったことないけど、確か今の漫喫ってシャワーとかも完備されてるってニュースか何かで見たことがあった。







タオルで汗を拭いながら着替えを準備してる時、テーブルの上で音を立てるスマホ。








「……?」








》今日は早く終わったよ〜
そういえば、エアコンの修理どうなった?









タイムリーな玉森くんからのLINEに一気に全身の力が抜けて、その場にへたれるように座り込んだ。









》今ちょうどエアコン壊れて、これから漫喫行くところ……









送信をタップして、秒で震えたスマホ。




返信早っ!って思ったら断続的なバイブレーションで、玉森くんからの着信だった。




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設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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珠美(プロフ) - りょうこさん» りょうこさん≫コメントありがとうございます!励みになります(^^)これからも頑張りますので、よろしくお願い致します! (2021年7月5日 13時) (レス) id: 6cd37f4262 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています! (2021年7月5日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月30日 23時

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