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『はい、本番入りまーす』
今日もキスブサの収録で、19時に終わる予定だからと、Aちゃんとのお店を20時に予約した。
今1人1人のVTRを撮影してるところ。
『玉森さん、すみません。
前の二階堂さんが押してまして……
30分ずれでもいいですか?』
「…え?」
プロデューサーからのまさかの言葉に控えで固まる俺。
ニカ、何やってんの。まじで。
横「玉、顔こえーよ。」
宮「…ほんとだ。」
同じく控えてる2人を睨みつけて俺の顔はさらに険しくなる。
藤「…彼女?」
ガヤの冷静ながらもぶっ込んだ発言に俺は視線を逸らす。
宮「彼女?
えっ?待って!玉、彼女いたの?」
横「まじで!?」
……あぁーうるさい。
めんどくさい。早く帰りたい。
藤「…あ、ごめん。知らない人いたんだ。」
わざとなのか、本当にただの事故なのか、小声で呟きながら俺の隣で水を飲んでるガヤ。
「…そもそも“ 彼女 ”ではないけどね。」
俺も目の前に置かれたペットボトルに手を伸ばす。
大して喉も渇いてないけど、30分という想定外の暇な時間ができてしまったから何かしてないと気が済まない。
藤「…あ、まだか。ごめん。」
「………」
ガヤ……わざとだろ。
何も知らない宮田とワッターが大騒ぎしてるのを無視して、俺はスマホを取りに楽屋に戻った。
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珠美(プロフ) - りょうこさん» りょうこさん≫コメントありがとうございます!励みになります(^^)これからも頑張りますので、よろしくお願い致します! (2021年7月5日 13時) (レス) id: 6cd37f4262 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています! (2021年7月5日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月30日 23時