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「…ってことだから。今日は、「うん、わかった」
おっ、聞き分けの良い千賀くん。さすが。
撮影が終わって、二人だけにAちゃんとこれから待ち合わせることをコソッと話す。
二人を送って差し上げたい気持ちは山々なんだけどね。今日ばかりは悪いな。
千「俺らガヤさんのことヨイショすればいいんだよね?」
ニ「任せろって!なーに心配しんてんだよ!」
「…え?」
いや、違う違う違う。
俺の趣旨が、言いたいことが、全然伝わってない。
千「俺らガヤさんの味方だよ?ちゃんといいところアピールしてあげるから!」
「いや、二人とも…、」
ニ「おい、下で待たせてんだろ?とりあえず行こーぜ!」
「いや…だから、その…、」
ダメだ。全然聞いてない。
スイッチが入ると暴走しがちな二人だということをすっかり忘れてた。
千「どんな子なんだろうね?」
ニ「ガヤさんが好きになるんだからあっち系だろ」
千「あっち系?どっち?」
二人だけで盛り上がって地下駐車場に向かうエレベーターに乗り込む。
ニ「ガヤさーん!急いでー」
千「時間にルーズなのは減点されちゃうよー!」
減点?それは困る。
やたらと女子目線の千賀の言葉に内心ちょっとだけ焦って、ドアを開けておいてくれたエレベーターに俺も乗り込んだ。
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年9月15日 12時