彼氏の特権 ページ40
A「ぐぅ。」
…寝ている。
寝ているだけなら、なんら問題はない。
今日の問題は、この、寝ている彼女の
スカートの中身が、見えるということ。
洋「…えぇ。」
ため息のような声が出る。
…わざと?わざとなのだろうか?
でも、そんなことをするような子じゃないはず。
A「すぅー。すぅー。…ぐぅ。」
近づいてみると、規則正しい寝息と、時折聞こえる ぐぅ。 が可愛いことが分かる。
まぁ、近づかなくてもわかるが。
洋「いいにおいがする。」
いいにおいがする。正直、とても、困る。
頬に触れてみようか、いや、やめようか。
洋「あれ…よく考えたら俺って彼氏だよな…」
洋「いつでも彼女に触れられるのが、彼氏の特権、てやつじゃないのか…??」
多分そうだ。
震える手で頬に触れる。
ふわふわだ!!!!!!!
A「ん゛…なぁに…」
洋「……」
やばい。とても、やばい。
何がやばいって、彼女の声がやばい。
眠そうな声が、そう、例えるならば、
プーさんのような。ゆっくりで、落ち着いてて、甘くて、耳が溶けそうになる
洋「プーさん…は甘くないか…。」
A「…何言ってるの…」
さすがの俺も、我慢の限界というものがある。
いつどこで自分の中の獣が暴れ出すかわからない。
A「あー…ねむい…もっかいねるね…」
…いつでも彼女に触れられるのが、彼氏の特権。
そっと、彼女の太ももに手を伸ばす。
そっと、そっと、そーっと…
A「っあ…」
色っぽい声が聞こえ…
A「なにしてんの何その手離しなさいよ手を挙げなさい今すぐに!!」
なかった。
彼女のおめめはぱっちりだった。
洋「すいませんでした。彼氏の特権かなと思って。」
A「何を言っているのかわからねぇが勝手に触るな、帰れ!」
洋「ごめんね、ごめんね、これからは同意の上で触るから…」
A「それならよし!!」
洋「あ、よしなの!?」
同意があればよし、という言葉を聞いてしまい
なんだかんだでドキドキは止まらなかった。
洋「…よしなのかぁ。」
ー彼氏の特権ー
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
73人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
馬由(プロフ) - 空さん» わーーーー!ありがとうございます!更新せずすみません!頑張ります! (2020年11月12日 1時) (レス) id: 3005827cae (このIDを非表示/違反報告)
空 - 更新頑張ってください!! (2020年6月21日 16時) (レス) id: 3e13b4f0d3 (このIDを非表示/違反報告)
馬由(プロフ) - 通りすがりのみりんさん» お返事遅れてすみません!!頑張らせていただきます!!!! (2018年10月27日 21時) (レス) id: 8d9fe2f42d (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのみりん - 更新頑張ってください! (2018年10月21日 20時) (レス) id: 03b76dc7b9 (このIDを非表示/違反報告)
馬由(プロフ) - 花奈桜さん» ひゃー!ありがとうございます!非常に励みになります!!今後もよろしくお願い致します!! (2018年9月28日 23時) (レス) id: 8d9fe2f42d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:馬由 | 作成日時:2018年3月30日 14時