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壁ドン ページ13

「壁ドンしてよ!!」

…そう、急に言われた。

洋「いや…無理!!!!!」

A「なんでぇぇぇええぇぇ壁ドンしてよぉおおぉぉ」

洋「恥ずかしいんだよ!!!もっとイケメンに頼めよ!!!」

A「いけるって!洋さんにやってほしいんだよ!ねぇお願いー!!!」

彼女はたまにこういうことを言い出す。
とてもとても困る。

大体…女子はなんでこうもすぐ壁ドンされたがるんだ。
こっちはすごく恥ずかしいっていうのに…。

A「ねぇ、だめなの?」

洋「だめだ!」

A「1回だけ、お願い!1回だけだからー!」

洋「その1回が辛いんだよ!!」

A「おっけ、じゃあ2回にしよう?」

洋「そういう事でもないんだ!!」

…だめだ。話が進まない。
こうなると彼女は譲らないのだ。

大体いつも俺が譲るのだが、今回ばかりは恥ずかしすぎる。
絶対にやりたくない。

洋「…絶対やらないぞ。」

A「いやだよ!やってよーねぇー!」

…そうだ。

洋「……見返り、なんかないのか?」

A「…見返り?」

洋「そう。御褒美。ないの?」

A「えぇー。ない。」

洋「じゃあやらない」

A「わかったわかった!!何がいいの!」

……おぉ。
なんかしてくれるのか。
何がいいと聞かれると、あんなことやこんなことを頼みたくなる…が、
流石にあんなことやこんなことを素直に頼めば俺の信用が危うい。

洋「あー…お前からのキスな」

A「うーん、まぁいいよ!やる!」

洋「壁ドン…?」

A「壁ドン。」

洋「わかった。壁に背つけて。」

立ち上がってとりあえず壁の近くへ行く。

…そして、彼女を壁に押し付ける。
…壁ドン、をする。

は、恥ずかしい!!!

A「は、っ…!?!」

彼女がなんだか声にならない声のようなものを挙げた。

洋「は?どうした?」

A「ま、待って待って…」

急にしゃがみ込む彼女。

洋「どうした、えぇ。壁ドンしたぞ。」

A「わ、わかってる!!……近い、近いんだよ…!!」

想像以上に赤い顔をした彼女を見て
…なんだかテンションが上がってくる。

洋「え?照れてんの?自分で頼んだくせに?え???」

A「う、うるさいっ!!」

…見返りは求めてたけど、
珍しく彼女が照れているところを見れたしまぁ…よしとする。

ー壁ドンー

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馬由(プロフ) - 空さん» わーーーー!ありがとうございます!更新せずすみません!頑張ります! (2020年11月12日 1時) (レス) id: 3005827cae (このIDを非表示/違反報告)
- 更新頑張ってください!! (2020年6月21日 16時) (レス) id: 3e13b4f0d3 (このIDを非表示/違反報告)
馬由(プロフ) - 通りすがりのみりんさん» お返事遅れてすみません!!頑張らせていただきます!!!! (2018年10月27日 21時) (レス) id: 8d9fe2f42d (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのみりん - 更新頑張ってください! (2018年10月21日 20時) (レス) id: 03b76dc7b9 (このIDを非表示/違反報告)
馬由(プロフ) - 花奈桜さん» ひゃー!ありがとうございます!非常に励みになります!!今後もよろしくお願い致します!! (2018年9月28日 23時) (レス) id: 8d9fe2f42d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:馬由 | 作成日時:2018年3月30日 14時

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