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頭はズキズキと痛むし、視界は相変わらずぼんやりしているけど･･･
「みっくん、水分摂らなくちゃ…」
『ん…あぁ、』
「…辛いよね、ごめんね？」
『んー…全然、だいじょーぶ…』
「…本当？」
『ん…？ふふ、うん…』
マジで俺って単純だよなぁ。
つい1時間ほど前までは、自己嫌悪と後悔と絶望でいっぱいいっぱいだったのに･･･
Aが会いに来てくれたことで、めちゃくちゃ幸せだって思っちゃってる。
俺に会いに来てくれたのかを聞いたのに、Aの答えは少し違った。
"会いたかった…"
俺の為だとか、責任を感じたからとか、そうゆう理由ではなくて･･･
Aが、自分の意思で俺のところに来てくれたんだってことだよな？
『…A、』
丁度キッチンから飲み物を持ってきてくれたAを、手招きで呼び寄せる。
「……みっくん？」
･･･横尾さんがここを教えたのかな。
てことは、Aは今日店に来た？
それとも 通り過ぎようとしたらところを、横尾さんが呼び止めたのか？
疑問に思う点はいくつもあったし、そもそも勝手に他人の住所を教えてんじゃねぇよ、とも思わなくもないけど･･･
『……ごめん、』
「え…？」
『Aのこと、思ってもない言葉でいっぱい傷付けて……本当にごめん。』
身体を起こし、深々と頭を下げる。
いっそのこと土下座でもしないと気が済まなかったけど、Aはきっとそんなことは望まないだろうから やめておいた。
「みっくん…私も、ごめんなさい。」
『え…』
「いい歳した大人なのに、勢いに任せてあんなこと……本当に反省してる。」
･･･それを言うなら俺だって。
一回り近く歳下の玉に嫉妬して、好きな子を傷付けるなんて ありえねぇし。
いい歳して、手を伸ばせば届く距離にあるその手を 掴むことさえ出来ずにいた。
『Aは、悪くな…っ、』
そこまで言いかけて ゴホゴホと咳き込む俺を、Aは心配そうに見つめる。
渡されたイオン飲料を 何口か喉に流し込んで、なんとか落ち着いた。
『……。』
「……ねぇみっくん、」
俺の手に重なったAの手は、ひんやりと冷たくて、すごく心地がいい。
「好き。」
『……え、』
「…あの日からずっと、」
『…っ、』
「みっくんが、好き…」
キュッと、小さな手に力が込もった。
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nanaco(プロフ) - ぴろみんさん» ぴろみんさん、コメントありがとうございます(*ﾉ∀ﾉ) ね♪ 焦れったいの最高ですよね〜(*^^*) これからもｼﾞﾚｼﾞﾚしちゃって下さいm(*_ _)m (2020年4月13日 23時) (
レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - コメント失礼します。両片想いのすれ違い大好きです！(笑)楽しく読ませていただいています^_^ (2020年4月13日 17時) (レス) id: ee206e27b7 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» バーテンみっくん！でもチャラくないの(*ﾉωﾉ) また後で更新しに来ます♪ 他メンはあと2人出しますよ(￣∀￣*) (2020年4月11日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 新作ですかー(^.^)しかもみっくん(//∇//)続きが気になる(^_^)楽しみにしてます(^.^) (2020年4月11日 16時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - もち？太郎さん» あー･･･あれか！でも今は裕太sideだからね、あれは宏光とのやり取りだから(^_^;) (2020年2月8日 6時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2020年1月31日 20時
