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「もー…2人とも大人でしょ？なんでそんな子供みたいに意地張ってるわけ？」
「……。」
「好きなら好き、でいいじゃん。会いたいなら会いたい、それでいいじゃん！」
「え…」
「それの何がダメなの？」
「…っ、」
「2人は一体 何にビビってんの？」
玉ちゃんの言葉に ハッとした。
みっくんが好き。
みっくんに会いたくて仕方がない。
その気持ちは、初めて会ったあの日から、あの瞬間から、ずっと同じなのに。
話すつもりじゃないことまで話して、別れたばかりなのに いきなり「好き」とか言っちゃって、引かれただろうなって･･･
だから、もう軽々しく言わないって、この想いを大事にしたいって思った。
そうしているうちに、いつの間にかタイミングを見失ってしまったんだ。
この距離感が心地いいって思う自分と、もっと近くにいきたいって思う自分と･･･
"…ダメ？"
"ダメっていうか……"
あの時、みっくんは言葉を濁した。
また同じように返されたら･･･
気まずくなっちゃったら･･･
怖くて、進めなかった。
「…玉ちゃん、」
「……。」
「私、怖かった…」
自分でも気付かないうちに、こんなにもみっくんの存在は大きくなっていたんだ。
「……怖くて当たり前、」
「…え？」
「怖くなかったら、皆当たって砕けろの精神で突き進むじゃん。それが出来ない人なんか、この世の中に星の数ほどいるよ？」
ポツポツと降っていた雨が やがて小雨に変わり、周りの人が傘を差し始めた。
「大事に想えば想うほど、失うことが怖くなるし……手を伸ばさないと、失うどころか手に入れるチャンスさえ初めからない。」
「……。」
「だったら俺は 迷わずに後者を取るけど。Aさんは？どうしたいの？」
私･･･私は･････
「………好き、」
「うん。」
「好きなの…っ、」
「ふふっ、主語がないよ？」
「あ…」
俺が告られてる気分なんだけど！っておどける玉ちゃんに、自然と笑みが溢れた。
「…やっと笑った、」
「え？」
「俺、Aさんの笑顔が好きだよ。だからさ、次に会う時も見せてよ？」
「…玉ちゃん、」
「いい報告待ってるからね ♪」
柔らかく微笑む玉ちゃんは、とても歳下だとは思えないくらい、大人に見えた。
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nanaco(プロフ) - ぴろみんさん» ぴろみんさん、コメントありがとうございます(*ﾉ∀ﾉ) ね♪ 焦れったいの最高ですよね〜(*^^*) これからもｼﾞﾚｼﾞﾚしちゃって下さいm(*_ _)m (2020年4月13日 23時) (
レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - コメント失礼します。両片想いのすれ違い大好きです！(笑)楽しく読ませていただいています^_^ (2020年4月13日 17時) (レス) id: ee206e27b7 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» バーテンみっくん！でもチャラくないの(*ﾉωﾉ) また後で更新しに来ます♪ 他メンはあと2人出しますよ(￣∀￣*) (2020年4月11日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 新作ですかー(^.^)しかもみっくん(//∇//)続きが気になる(^_^)楽しみにしてます(^.^) (2020年4月11日 16時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - もち？太郎さん» あー･･･あれか！でも今は裕太sideだからね、あれは宏光とのやり取りだから(^_^;) (2020年2月8日 6時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2020年1月31日 20時
