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「たしかに……同じ、だね(笑)」
私の部屋の鍵と健永の部屋の鍵を見比べるけど、とっちがどっちか分かんない。
『てゆうかっ、引っ越したとか聞いてない！』
怒り口調で言ってるけどさ、気付いてる…？
顔、すっごい笑ってるの(笑)
「言ってないもん。サプライズだよサプライズ、健永もよくするでしょ？」
健永『……全然分かんなかったわ。』
戸惑う健永を、なんか私の部屋まで連れてきて、ソファーに並んで話すことに…
「私、健永が来るの待ってたのに。」
『いや、無理でしょ！』
「なんでよ。」
『部屋番号分かんないじゃん！！』
「…え、書いたけど？」
『…嘘っ、』
「ほら、見てよ。」
メッセージカードの裏に書いた部屋番号。
"706"
「ね？」
『……。』
「…健永？」
合鍵とメッセージカードを、無言でそっとテーブルに置いた健永。
『……Aが俺の前からいなくなると思った。』
ギュウッて私の腰に巻きつく健永の腕。
「っ、そんな事あるはずない！」
『俺…歳下だし頼りないし、仕事がこんなんだからAに我慢ばっかさせてるよね…』
あ…
ギュッとシャツの裾が掴まれてるのを感じた。
健永の癖だよね、寂しい時とか甘えたい時の。
「ごめんね？健永にいつも沢山幸せ貰ってるから、私もあげたいなって思ったの…」
我慢なんかしてないし、頼りなくなんかない。
「健永、いつも私に言ってるよね……会いたい時に会えない彼氏じゃなくてごめんねって。」
『…うん。』
「ふふっ、だからね？…会いたい時にいつでも会えるようにしちゃったの。」
『……。』
「あっ、でもね、健永が1人になりたい時は会わなくていいんだよ？寂しい時とか、甘えたい時とか…なんだかギュッてして欲しいなって時も……いつでも健永のそばにいるからね？」
そう言い終えると、ゆっくりと身体が離される。
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nanaco(プロフ) - あすみさん» あすみさん、コメントありがとうございます(*^^*) 先日第2弾を公開致しました。君チョコも読んでくださってたんですね♪ (2019年12月24日 10時) (
レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - nanacoさんの短編大好きです。こちらも君チョコも大好きで、7人のがまた読めるなんて嬉しすぎます。23日が待ち遠しいです♪♪ (2019年12月15日 17時) (レス) id: 0fb03f58e0 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» ね(*^_^*)いいですよね〜♪良かったです、キュンキュンして頂けて(//∇//)メンバーから何をもらったのかが気になるところです…笑 (2019年6月25日 19時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 咲良さん» コンサートで落ちるのはやっぱりそれだけ魅力的って事だね〜(〃ω〃) (2019年6月25日 19時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - merさん» そう言って頂けて嬉しいです〜(o^^o) (2019年6月25日 19時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2019年6月20日 21時
