Sweet Emotion[T] ページ14
.
「ただいまぁ…」
買い物袋を抱えて、よろよろとリビングに向かう。
「……裕太?」
ドサッ
買い過ぎた食料をテーブルに置いて、手洗いうがいと着替えを済ませて……
「裕太、いないの?」
リビングにはいないみたい。
となると……
ガチャッ
「裕……ふふっ、いた(笑)」
私のベッドの上で、丸くなっていた。
ギシッ…
「裕太〜?」
隣に腰を下ろして、顔を覗き込む。
『……。』
「帰ってきたよ?」
『……。』
うーん……寝てるフリ、だよね?
「…ただいま、裕太。」
『……。』
どうしたのかな、なんかあった?
「ねぇ…裕太、起きてるでしょ。」
『……寝てるもん。』
うっすらと目を開けてチラリと私を見た後、また目を閉じる裕太。
「……帰ってきたら裕太に"おかえり"って言って欲しかったのになぁ、」
『……。』
「買い物してる時も、何作ったら裕太喜ぶかなぁって……早く会いたくて重いの頑張って持って帰ってきたんだけどな…」
そう言うと、ピクッと動いた
「裕太…?」
『……A、俺に会いたかったの?』
ようやく目が合って、裕太の瞳がゆらゆらと揺れている事に気付く。
「うん、会いたかった…」
フワフワの髪を撫でてあげると、気持ち良さそうに私にすり寄ってくる。
『ん〜…ふふ、俺も会いたかった。』
裕太の白くて長い腕が腰に巻き付いてきて、そのまま『んしょっ…』って身体を起こした。
「……ただいま //」
『…A、おかえり。』
ギューッて甘えてくる彼が、本当に可愛い。
806人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nanaco(プロフ) - あすみさん» あすみさん、コメントありがとうございます(*^^*) 先日第2弾を公開致しました。君チョコも読んでくださってたんですね♪ (2019年12月24日 10時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - nanacoさんの短編大好きです。こちらも君チョコも大好きで、7人のがまた読めるなんて嬉しすぎます。23日が待ち遠しいです♪♪ (2019年12月15日 17時) (レス) id: 0fb03f58e0 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» ね(*^_^*)いいですよね〜♪良かったです、キュンキュンして頂けて(//∇//)メンバーから何をもらったのかが気になるところです…笑 (2019年6月25日 19時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 咲良さん» コンサートで落ちるのはやっぱりそれだけ魅力的って事だね〜(〃ω〃) (2019年6月25日 19時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - merさん» そう言って頂けて嬉しいです〜(o^^o) (2019年6月25日 19時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nanaco | 作成日時:2019年6月20日 21時