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「ごめんね、困らせたかったわけじゃないから。」
「ううん、ありがとう、気持ちはすごく嬉しい…。」
「名前で呼びたいって言ったのも、玉より仲良くなりたかったからなんだ。」
「…。」
「谷本って呼んでいい?」
「え?」
「玉が呼んでるしダメか(笑)」
「そ、そんな事ない!」
千賀くんの気遣いに 泣きそうになる。
「玉に下の名前で呼ばれるといいね。」
「…。」
小さく頷くと、
「帰ろっか!」
そう言って、また私の家まで送ってくれた。
「千賀くん、ありがと。」
「うん…谷本の事、俺が1番応援してるから。これからも友達でいてね?」
「うん、もちろん。よろしくね。」
ニコッと白い歯を見せて、笑顔で来た道を戻って帰っていった。
千賀くんはすごい。
私が玉森くんを好きだと分かってた上で、
想いを伝えてくれた。
私なんか、ずっと何も伝えられないまま過ごしてきたのに。
卒業までに、玉森くんに好きって言おう。
千賀くんからのエールを無駄にしないように。
玉森くん。
初めて会った時からずっと…好きです。
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このみ - 大人になった裕太 (2020年10月3日 19時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
nanacoy1139(プロフ) - 黄色好きさん» 黄色好きさん、素敵なコメントありがとうございます…(^ ^)続編も考えておりますので、また良ければ是非お越し下さいね。 (2019年1月24日 7時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
黄色好き - 伝えたい想いは、何時でも伝えられるわけじゃないって事。それなら、今こそだからすぐにでも伝えたいなって。想いはありますよ。またいい話しでした。青春に戻ってみたい。 (2019年1月24日 1時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanaco | 作成日時:2019年1月22日 12時