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12. ページ12
side.黄
黄「大毅くん! どうした、なんでこんなとこおんの?」
赤「 … 」
まさか、また会えるとは思ってへんくて。
少しだけ、嬉しくなってそのテンションまま話しかけに行ってもうたんやけど、相変わらず無視されるのは健在やった。
でもな、前と違うなって所があって。
前は苦しそうに道端に座り込んでたけど今日は苦しそうにはしてないみたいでちょっと安心やな。
黄「…どうした?」
赤「……ゅ、た……」
黄「ごめ、なんて?」
赤「……淳太、さん…」
黄「ん? 俺? 俺がどうかした?」
赤「待ってたの…… じゅんたさん」
黄「あ、俺を待ってたん?」
赤「……ん」
俺を待ってた??
まさかの思っても見ない返事に腰抜かすかと思った。
だって仕事から帰ると家に居らへんくて
触れると嫌がるし。
やから嫌われてんちゃうか、なんて思ってたから。
俺を待っててくれてた、なんて少し嬉しく感じてまうよな。
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作者名:ゆき | 作成日時:2022年9月2日 19時