11 ページ13
NOside
(人1)はスモーカーに向かって力いっぱい何かを投げた。
非力な(人1)が担がれた状態で投げたため、ソレはスモーカーにあと一歩のところで落ちていった。
が＿＿
ｽﾓｰｶｰ「！？」
落ちたはずのソレは地面に着く直前で勢いを殺さず重力に逆らいスモーカーに当たった。
その瞬間、ピンク色の煙がスモーカーを襲った。
(人1)が投げたのは自作の煙玉だったのだ。
(人1)『今のうちだ！！』
(人2)『オッケー！！』
スモーカーが煙玉に怯んだ隙に(人2)は(人1)を担いで船へと走っていった。
ｽﾓｰｶｰ「チッ、逃がしたか…」
煙が消えた頃には既にスモーカーの目の前には誰もいなかった。
(人1)『はぁ…はぁ……』
(人2)『ぜぇ…はぁ……』
2人は無事にスモーカーを振り切り船に着いていた。
全速力で走った事と気疲れにより2人は息が上がっていた。
(人2)『な、何とか逃げ切ったね……』
(人1)『嗚呼……』
一息つき、これからどうするか話し合う。
(人1)『戻ってまた鉢合わせても面倒だし……』
(人2)『てか、さっきのおっさん何だったの？』
(人1)『スモーカーな？ 海軍だよ。制服着てただろ』
「へー」と返事をする(人2)に呆れたように(人1)は溜息をついた。
(人1)『お前、戦闘シーンは覚えてんじゃなかったのかよ』
(人2)『え〜？ いたったけ？』
(人1)『……煙になって主人公を捕まえようとした人だよ』
(人2)『あー！！ あの人か！！』
思い出したというように手を叩いた(人2)に(人1)は再び溜息をついた。
(人2)『そういえば、さっきの煙玉どうしたの？』
(人1)『作った』
(人2)『作った！？ いつの間に！？』
(人1)『お前が寝てる時』
(人2)『こわっ！！』
話していると「あっ！」と(人2)が何か思い出したように声を上げた。
(人2)『さっき投げたの煙玉、変な動きしてなかった？』
(人1)『え？……確かに、落ちたはずなのに勝手に動いてスモーカーに当たったな……』
(人2)『ひょっとして悪魔の実の能力かな？！』
(人1)『そう考えるのが妥当だろうな
まぁ、それを調べるための図鑑をスモーカーのせいで買えなかったわけなんだが……』
それを聞いて(人2)が待ってましたと言わんばかりの笑い声を上げた。
(人2)『テッテレー！ 悪魔の実大図鑑〜！！』
(人1)『いつの間に……』
(人2)『さっき逃げる時に店前に出てたから取ってきたんだー！！』
(人1)『おぉー、ナイス』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クロ民(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年9月6日 20時) (
レス) id: 803aa7d309 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - クロ民さん» こちらこそすみません。頑張って下さいね！応援しますね！ (2021年9月6日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
クロ民(プロフ) - 星猫さん» ゲゲゲの鬼太郎は幼少の頃しかみてなかったので分からないどす…すみません…。合作は遠慮しておきます…すみません… (2021年9月6日 19時) (レス) id: 803aa7d309 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - クロ民さん» 無理だったら、ごめんなさい。応援しますので頑張って下さいね！ (2021年9月6日 19時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - クロ民さん» ６期のゲゲゲの鬼太郎は知ってます？後、一緒に合作しませんか？ (2021年9月6日 19時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
