大海賊時代にいたのに気づいたら鬼がいました…2 【鬼滅の刃】

お前も鬼にならないか ページ17

炭治郎side

「…」


妓「ひひひひっ!!そうかそうか、土壇場で心が折れたか！みっともねぇなあ本当にみっともねぇねえ!!みっともねぇが俺は嫌いじゃねぇ。俺は惨めでみっともなくて汚いものが好きだからなあ。お前の額のその汚い傷!!いいなあ愛着が湧くなああ。そうだ！お前も鬼になったらどうだ!!妹のためにも!!そうだそうだそれがいい。鬼になったら助けてやるよ仲間だからなあ。そうじゃなきゃあ妹もぶち殺す。他人の妹なんか心底どうだっていいからなあ。」


堕「やだ！お兄ちゃんやめてよ。アタシ絶対嫌だからね!!」


妓「鬼なれば一瞬で強くなれるぜ？不自由な肉体とはおさらばだ。なあなあなああ！どうする？」


…俺は天を仰いだ。


妓「悔しいんだなあ自分の弱さが。人は嘆く時天を仰ぐんだぜ。涙が溢れねえようになああ。」


「俺は…俺は…準備してたんだ。」

そう言って俺は頭突きを喰らわせた。


堕「お兄ちゃん何してるの！？早く立って!!」


…さっき宇髄さんから貰った藤の毒のクナイを妓夫太郎に刺した。
毒を分解する前に頸を斬らなければ…！！


「おおおおあああああ！！」
(斬れろ!!斬れろ!!必ず勝つ！俺たちは…！！)


堕「お兄ちゃん！！」


ﾊｯ！！
«…その境遇はいつだってひとつ違えばいつか自分自身がそうなっていたかもしれない状況。俺は運良く人間でいられたけど、2人とも鬼になっていた未来もあったかもしれない。もし俺が鬼に堕ちたとしても必ず鬼殺隊の誰かが俺の頸を斬ってくれるはず…»


堕「ちょっと嘘でしょ！？そんな奴に頸斬られないでよ!!えいっ！ ﾊｯ…！？」
(こいつあの瓦礫から抜けやがった！)

譜面が完成した→←みっともねぇなあ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す