【DIABOLIK LOVERS】上弦の月2

馬鹿だよ ページ36

Aside




シ「バカじゃないの？」


珀「は！？」




！？



シ「言っちゃうとさっきのA抱きとめた時お前の記憶とか全部俺の頭に流れてきたから。ハァ…
あんたはAに光をみた…だけど自分同じ道を進まなかったから？自分は間違ってないと証明するために力をてにいれる？？もう意味わからないし
変わりたかったんでしょ？変われたのに変われなかった自分への言い訳でしょ？」



シュウさんが…饒舌に…




珀「俺は！！……ただ…」





シ「境遇のことは気の毒だよ。でもあんたは何回だって変われる場所があったんだ…」




『シュウさん…』



珀「そうだよ！！だから俺はもう！！」





シ「今だって変われる。

お前も分かってたんじゃないの
こいつの笑顔から可能性を感じてたんじゃないの？」


ハッと顔をあげる珀亜



強く響いた変われるという言葉




『シュウさん…』





珀「ははっ…なんも言い返せねぇな…可能性か…」




何度だって変われる可能性を

『私は珀亜兄さんに幸せになってほしい！」



珀「……俺に？……お前を苦しめた…………俺にか？ﾌｯ……お前って馬鹿なのか？それかとんだお人好しだな」




シ「確かにな」


『ちょっと！』



珀「兄さん……お前に胸張ってそう呼んでもらえるようになってまたお前のところに来る」


『うん…！』



珀「それまでは！こいつをよろしくな」



シ「ああ…もう来るな」

「ちょっとシュウさん！」





私の頭をポンとなで



珀亜兄さんは消えてしまった

上弦の月の光の元に→←始まりへ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す