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『雫の呼吸 壱ノ型 雨雫』
ズバッと、優樹菜は月明かりに照らされながら鬼の首に容赦なく刃を振るった。
空中に舞う鬼の首と血。
それらはみるみるうちに蒸発するかのように消えていった。
夜の山の中にいる優樹菜は現在、十二鬼月がいた任務に来ていた。
本当なら先に数名の隊士を送るのだが、昼間に鬼狩りをすることが出来ない優樹菜が他の隊士に仕事時間を変えてもらっていたのだ。
その為、この任務は一人で遂行可能なものと成り得た。
今ので下弦の参を葬った優樹菜はのんびりと山を下り出す。
ところが帰り道、道中で何故か座り込んでいる知り合いを見つけ、優樹菜は呆れたようにして近寄った。
『我妻くん』
「ひぃゃぁぁぁっ！？」
急に声をかけられて驚いたのか、善逸は飛び上がる。
しかし、優樹菜を見た途端嬉しそうにしていたので、優樹菜は思わずチョップを入れてしまった。
『こんなところで何してるの』
「じ、実はねぇ・・・聞いてよ優樹菜ちゃぁぁぁぁぁぁん」
善逸が話した内容。
それは鬼に襲われていた女の子を救けて求婚しようとしたら、その子がかなりのサイコパスだったらしく、すぐに逃げてきたらしい。
・・・・・サイコパスってなんだサイコパスって。
何か嫌な感じがするその話に、優樹菜は善逸を慰めていた。
柱と言えど、サイコパスな人間はちょっと恐怖を感じるのである
「しかもね、その子ね、ナイフ持ってんの！それで俺のチュン太郎も刺そうとしたの！！」
『ナイフ・・・・？ねぇ、その子ってどんな子だった？』
「え？えっとね、金髪で、顔は可愛い子だった。セーラー服着てたから同い年くらいだと思う。なんでそんなこと訊くの？
・・・・・ハッ！まさかその子を倒しに行くとか！？駄目だよ、ヴィランはヒーローに任せようよー！！」
『違う違う』
びえぇぇぇぇ！と泣く善逸を宥め、優樹菜は自分の感があってないことを信じた。
『(金髪の可愛いナイフ使いの女の子・・・・・いや、まさかね)』
前前世での記憶の中にある、金髪の髪を二つのお団子にしたヴィランの少女を思い浮かべ、優樹菜は首を横に振ったのだった
『ほら、帰るよ。蝶屋敷まで送ってあげるから』
「普通立場逆だよぉ・・・でも俺のほうが弱いから嬉しい。ありがとぉ！！」
『・・・・・・』
いや、気絶すれば強いから
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ゆゆ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» あるあるすぎる・・・！発想がすごいですね笑私の場合、一番くじは後ろの人が去ってってましたけど (2021年11月14日 22時) (
レス) id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 一番くじ 舐めプで行けば 大行列。前の人 フィギアが無くて どこか行く。 (2021年11月14日 21時) (レス) @page29 id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 勉強中 小説読めば 止まらんわ。 (2021年11月14日 21時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - リィさん» あっ😅変換ミス・・・！教えてくださりありがとうございます！！ (2021年10月18日 16時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - ちょっと気になったことがあったんですが、87の夢主が煉獄さんに"気に止むことはない"と言われていましたが"気に病む"では？ 相変わらずとても面白いです！続編行きましたが更新頑張ってください！！！ (2021年10月18日 11時) (レス) @page24 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年10月9日 22時
