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特にすることもなくなったため、街中をゆっくり散歩することにした。
保須に来ることはあまりない為、今のうちに地形を把握しておこうと思ったのだ。
先程回らなかった煉獄の範囲を歩いて居れば、前方で見知った顔を見つけ、優樹菜は駆け寄った。
『轟くん』
「・・・・華城？お前、なんでここに」
紺色のコスチュームを身に纏った轟は、優樹菜を見て微かに目を見開いた。
エンデヴァーとサイドキックも居る為、今はパトロール中だろう。
『私も任務で来ていたの。さっき先輩の人も居たんだけど・・・任務が終わったから別れた。私は少しこの街のことを把握しておこうと思って』
「ここで鬼の被害でもでてんのか？」
『ううん、それは無いよ。でもヒーロー殺しの件でヴィラン連合と繋がってるって思われる鬼のことについて調査していたの』
そういえば、と優樹菜は轟に藤の花の匂い袋をちゃんと持っているかと確認すると、彼はちゃんと持っていた。
流石である。
『昼間と言えど、太陽の当たらないところには鬼は出現するから。気を付けてね』
「ああ。華城も気をつけてな」
「ショート！！何をしている。はやく行くぞ！！」
「・・・チッ 悪ぃ、またな」
『頑張ってね』
苦い顔をしながらも、轟の名前を呼んだエンデヴァーのもとに駆けていく轟。
そんな彼を見ながら、優樹菜は微笑むのだった。
『・・・・・・・』
先程、煉獄には伝えなかったが、実を言うと優樹菜は鬼の気配を感じていた。
別行動をしていたから彼は気づいていなかったと思うが、優樹菜がステインとの戦いが行われる路地裏で感じていたのだ。
『・・・・もし、轟くん達があそこで血を流したら・・・・必ず鬼はやって来る』
その気配は、優樹菜の知っている者の気配。
微かだが地面などが凍り付いたかのような跡があった。
＿＿＿＿＿＿＿＿氷の血鬼術を使う鬼といえば、アイツしかいない
『・・・・上弦の弐・・・・童磨。上弦を一人で相手にするのはかなり厳しい・・・けど』
ここで煉獄に言ってしまえば、きっと胡蝶の耳にもこの情報が入るだろう。
今世でも姉であるカナエを童磨に殺された胡蝶は激怒。
きっと、前世と同じように自らが命を絶つ決心をしているだろう。
その行為が、継子であるカナヲを悲しませることになったとしても。
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ゆゆ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» あるあるすぎる・・・！発想がすごいですね笑私の場合、一番くじは後ろの人が去ってってましたけど (2021年11月14日 22時) (
レス) id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 一番くじ 舐めプで行けば 大行列。前の人 フィギアが無くて どこか行く。 (2021年11月14日 21時) (レス) @page29 id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 勉強中 小説読めば 止まらんわ。 (2021年11月14日 21時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - リィさん» あっ😅変換ミス・・・！教えてくださりありがとうございます！！ (2021年10月18日 16時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - ちょっと気になったことがあったんですが、87の夢主が煉獄さんに"気に止むことはない"と言われていましたが"気に病む"では？ 相変わらずとても面白いです！続編行きましたが更新頑張ってください！！！ (2021年10月18日 11時) (レス) @page24 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年10月9日 22時
