あの…ここは何処ですか？【ONEPIECE】 (ページ39)

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白ひげ海賊団登場ページ39

そして刻は来た。
「正義の門」が開くと多数の船影が出現。
どれも新世界に名を馳せる白ひげ傘下の海賊団だ。

…突如湾頭から幾つもの気泡が浮かび上がり、やがて湾内にクジラの頭…白ひげ海賊団のモビーディック号が現れた。

セ「ｸｯ、来よったな。白ひげ…。」

エ「…！！」

船首に立つのは白ひげエドワード･ニューゲート。白ひげは処刑台にエースの姿を確認すると不敵な笑みを浮かべた。

白「ちょっと待ってな…エース！！」

エ「オヤジ…みんな…俺は皆の忠告を無視して飛び出したのになんで見捨ててくれなかったんだよォォォ！！俺の身勝手でこうなっちまったのに…！！」

エースはそう皆に向かって吼えた。

白「いや、俺は行けと言ったハズだぜ息子よ。そうだろう？マルコ。」

マ「あぁ、俺達も聞いていたぜ。とんだ苦労をかけちまったなぁエース！！この海じゃ誰でも知ってるハズだ。俺達の仲間を手を出せばどうなるかって事ぐらいなァ！！お前を傷つけた奴ァ誰1人生かしちゃおかねェぞ、エース待ってろ！！今助けるぞォォォ！！」

マルコの言葉に海兵達は皆息を飲んだ。

10万人もの海兵と50隻もの軍艦を前にしてもモビーディック号の船首に立つ白ひげはまるで動じない。
張り詰める緊張感、静まり返る戦場。
白ひげは笑みを浮かべたまま両腕を空中に振るった。

ドォン!!という音が静寂を破り、振り抜いた両拳の先に亀裂が発生した。

海「大気にヒビだと…！？」

海兵達は、目を見開いたその先に信じ難い光景を目にする。
海面がゆっくりとせり上がり、やがて巨大な波と化しマリンフォードを飲み込もうとしていた。