あの…ここは何処ですか？【ONEPIECE】 (ページ38)

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この重い沈黙を破ったのは、元帥センゴクだった。
処刑台に登ったセンゴクはエースに問いかけた。

セ「お前の親父の名前を言ってみろ！！」

そのセンゴクの問いに周りの海兵達は皆首を傾げた。
今、エースの父親が誰だなんて重要ではないだろう。と言った反応だった。
ただ1人を除いては…。

エ「俺のオヤジは白ひげだ！！」

セ「ﾌｯ。言わぬか…。」

そんなエースの態度にセンゴクは電伝虫を手に取り20年前の話をし始めた。

セ「当時海軍は「ある男」の子供がいるかもしれないとの微かな情報を元に、サウスブルーのバテリラという島を隈無く捜査したが子供を見つける事が出来なかった。
それもそうだろう。
なんと母親は20ヵ月もの間腹に子を宿していた。
そして「ある男」の死から1年3ヶ月後、母親の命と引き換えに世界最大の悪の血を引いた子供が生まれた。それが「エース」!!」

そしてセンゴクはエースの父親の名前を叫んだ。

セ「お前の父親は〝海賊王〟ゴールド･ロジャーだ！！」

エ「違う！！俺のオヤジは白ひげだー！！！」

センゴクのその一言にマリンフォードを含めシャボンディ諸島でモニターを見ていた人々は絶句した。

そんなセンゴクの暴露にエースは険しい表情をしある男は苦悶の表情をした。

センゴクの話はまだ続く…。

セ「エースを放置すれば海賊次世代の頂点に立つ資質を発揮するだろう。だからこそ、ここで処刑する事には大きな意味がある。それが例え白ひげとの全面戦争になろうとも！！」

センゴクの言葉に海兵達が雄叫びを上げ人の並が一斉に拳を掲げる。